先輩VS魔導ギルド100人

「はぁ、、、」

アルトリアの目線の先には

「「がぁ、、、」」

13人の血まみれで横たわる図書局員と

「み、みんな」

その13人によって守られ足に魔法の鎖が巻かれているエテル

そして

「後100人ぐらいか?」

血まみれで左腕と右足があらぬ方法に曲がっていながらも立っている先輩の姿があった

「先輩!!もういいですから!!早くこの鎖を外してください!」

エテルはそう叫ぶ

「死んでも断る!!」

それに先輩はそう返す

「万年赤点でちょっと強かったその力で好き勝手してた俺を救ってくれた姐さんからはたくさんのことを学ばされたし、学んだが、、、一度たりとも仲間を見捨てることを教わったことはない」

「っ!!」

「来いよ!!後100人全員俺が潰してやる!」

「、、、そんな馬鹿なことをして何になる。まぁ、、、私も神のしもべ。せめてもの慈悲だ。私自身が戦い、、、殺してやろう」

そう言ってアルトリアは剣を抜いた

「来い!」

そして先輩はこぶしを構える

「神の聖火を。ガウェイン!」

アルトリアは聖火の業火を纏った剣を先輩に振り下ろす

「封鎖の拳!」

対して先輩は魔法の鎖を巻いた拳で迎え撃つ

バキン!!!

剣と拳がぶつかり激しい衝撃が巻き起こる 

「っ!」

剣自体は受け止めた だが

「ぐぅ!」

聖火が先輩を焼く

「魔を撃ち抜け。トリスタン!」

ビュン

そしてアルトリアは光の矢を先輩の胸に撃ち込む

「っ!」

バン

それを先輩は頭突きで矢の方向を下げ

グサッ

「っ!!腹ならぶち抜かれても問題無い」

貫かれる場所を胸から腹に変えた

「悪あがきを、、、出血死して終わりだな」

アルトリアはあざ笑うようにそう言う

「神の敵を滅ぼせ。モードレッド!」

そして剣を構え直し神聖なる魔法砲を放った

ドカン!!!!

「がぁ!!!」

そしてそれは先輩に直撃した

「終わったな」

そしてアルトリアはエテルに近づく

「、、、まだだ」

「っ!あれを食らって生きている、、、しかも立ち上がるだと」

アルトリアは立ち上がった先輩を見て驚愕した

「せ、、、先輩、、、早く!早く逃げて!!死んじゃいます!!!」

エテルは立ち上がった先輩にそう叫ぶ

「逃げるかよ、、、それに、神セラフは善行を積んだ魂は天国に連れてってくれるんだろ?ここでエテルを守り切れば、、、1%くらいは天国に行けるかもだ」

そう先輩は笑みを浮かべて拳を構える

「、、、貴様が行くのは地獄だ。めんどくさいエテルも瀕死にして」

アルトリアは剣を構える

「束ねるは信徒の願い、輝ける神の極光。神の怒りに滅びよ!」

そして詠唱と共に剣に光が集まり

「エクスカリバー!!!」

剣が振り下ろされ光の砲撃が先輩とエテルを襲う

「守る!!!」

そして先輩は全生命力を込めたこぶしでそれを相殺しようとする

「ダメー!!!!!!」

そしてエテルの悲鳴が響くのであった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る