エクレアの気配
「おかえり、、、驚かせないでくれ」
「すいません。ギルドの新入生勧誘の準備中にエレボスとフレンのいさかいの仲裁に呼ばれた仕返しです。それで?エレボスはどこかに入る気が?」
エテルがそう聞くと
「俺はどこにも入る気ないよ、、、お察しの通り裏で色々動かなくちゃいけないからな」
エレボスそう返した
「そう簡単な話じゃないですよ」
するとエテルが真剣なまなざしでそう言った
「どういうことだ?」
エレボスが首を傾げると
「生徒会、、、エクレアさんがエレボスさんを生徒会に入れようとしていますから」
エテルはそう答えた
「あー、なるほど。まぁ、のらりくらり躱すよ」
「出来るとでも?あの女はそんな甘くない」
「あの女って、、、エクレアはそんな、、、いや、入試挨拶の時はカリスマ性には驚いたが、、、大丈夫だろ」
エレボスがそう言うと
「エクレアさんにはきな臭いうわさが一切無いんですよ」
エテルはそう言った
「、、、流石に妙だな」
「でしょう?気になって探ってみたら、、、カエデに潰されましたよ」
「、、、繋がってると」
「そういうことです、、、昨日今日でどれだけ問題起こしました?枢機卿の悪事をばらして腕を切り落としたと私のところのギルドマスター聞きましたよ?」
エテルがあきれた様子でそう言う
「ヤバいか?」
「ヤバいでしょうね。エクレアさんのエレボスへの執着は学園では有名な話です。恋愛感情ではなくただひたすらの執着心、、、それだけですがそれだけだからこそヤバいですよアレは。どんだけ劇的にエクレアを助けたんですか?というかなんでそれでエクレさんには恋愛感情が生まれないのか」
エクレアは苦笑いでそう言う
「、、、具体的にエクレアは何してくると思う?」
「私の想像をはるか上回ることをやって来るでしょうね、、、それこそ自分と肉体関係でも迫って来るんじゃないですか?」
「勘弁してくれ?!もうエテルとアリアとマカロン以外信じれない」
エレボスは絶望する
「はは、、図書管理局かセラフィムに入ることをお勧めしますよ」
エテルはそう助言する
「、、、ん?セラフィム?」
(セラフィムって昨日話しかけてきた)
「セラフ教信仰のギルドだよな、、、なんで生粋の悪魔信仰者のエテルが?」
エレボスが深い困惑をすると
「長い話になりますが良いですか?」
エテルは笑みを浮かべる
「頼む」
「では」
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