姉妹喧嘩
「という推理をあの2人にもしてきたんだけど、、、私の推理を聞いたジャンヌの意見を聞きたい」
そうエテルがそうジャンヌに聞くと
「おおむねあってると思う、、、なるほど、異世界人か。その発想は私には無かったよ」
ジャンヌはそう返した
「おおむね、、、少し違うってこと?」
エテルがそう聞くと
「ああ、、、まず、お父様の目的は私が幸せになること。昔から言ってたから自信過剰でも何でもない。ロンドさんの目的も想像できる。アリアのお父さんもアリアの勇者の器を壊したがってることも理解できる。私がエテルと違うのは、、、いや、特にないね。ごめん。やっぱり全部同じ推理だね」
ジャンヌはそう返した
「あぁー、なるほどね」
それを聞いたエテルは
「情でも湧いたの?」
ジャンヌにあざ笑うような笑みを浮かべてそう言った
「半分は素だよ、、、マカロンの善性に当てられたのかな」
それにジャンヌは少しだけ恥ずかしそうにそう言った
「なるほどね、、、感情は最大の想定外を生み出す。その変化が良い想定外か悪い想定外、、、どっちを生み出すか」
「ほぼ確で悪い想定外だよ、、、私に感情は要らない」
ジャンヌがお約束の言葉を言うと
「そう言ってる人ほど感情に弱いってハジメ言ってたけどね」
エテルはお約束の返しをした
「お父様も言ってた、、、それじゃー、私はマカロンの迎えに行って来るから」
そう言ってジャンヌは去ろうとする
「お願いね、、、また変なギルドに誘われたら笑えない。なんかやばい非公認ギルドがあるらしいから」
そしてエテルもその場を去ろうとする
「、、、エテル。貴方は絶対に私に勝てない。全ての分野でね」
「親の強さだけなら負けないよ」
「確かに。ハジメさんはもちろん、、、エテルの母親も強いからね」
「ぇ?母親?ちょっと待て?!ジャンヌ?!」
エテルは突然母親のことを仄めかされて掴みかかろうとする
「狐化かし」
しかしジャンヌは全身を炎で包んで消え去る
「それじゃねぇ、、、私の可愛くない妹ちゃん」
そう言い残して
「、、、面白い。ハジメの娘として売られた喧嘩は買わないとな!ヒントもあることだし、、、やってやる!」
そして残されたエテルは深い笑みを浮かべるのであった
「、、、さて」
マモはセラフの首都フラワーハンドレッドにある飲食店で考える
(ソロモンの調査はエレボスがやってるからエレボスの動向の監視と同時並行で行ける。フレンとエテルの観察はエテルの方に重きを置こう)
「ジャンヌの暗殺だけど、、、これもエレボスの監視と同時並行だね」
そう言いながらマモは自分を見ている存在を感じるのであった
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