エテルの推理
「そもそもエレボスはアリアに対して何か悪意を持ってあの時攻撃してきた、、、勇者関係って話ならアリアだけに攻撃はしない。ブラフって可能性もあるけどあの表情は私に防がれて想定外って言う意思が出てた。となるとアリア一転狙い、、、それじゃー、アリアを狙うメリットがあるのってもうアリアの父親以外ないでしょ」
エテルがそう推理を話すと
「「なるほど!!」」
アリアとフレンは目を輝かせた
「つまり、、、エレボスの師匠が私のお父さんってことに」
そしてアリアがそう呟く
「いや?それはほぼありえない」
だがエテルは否定した
「え?なんで」
「最強の勇者程度が最強の大罪司教であるクソベルフェ相手に互角以上に立ちまわったとかハジメやサタ様達を相手取ったとかありえない」
「なるほど、、、となると?」
「エレボスの仲間には確定で暴食の大罪司教だったベルゼ様と公爵司教だったロンド様が居る、、、エレボス、ロンド様、カルトさん、メルト様の4人の中で最低でもクソベルフェを相手取れる奴居ない。ロンド様なら多少戦えるかもだけど、、、それでも無理がある。つまり、、、最低でも4人のとんでも戦力+クソベルフェ級が居るってことになる」
「、、、どういうこと?」
アリアはエテルの話を聞いて状況が分からずにいた
「、、、一言でいえばセラフでも守り切れるか怪しいほどヤバい組織がアリアを狙ってるってこと」
それにフレンが分かりやすく教えた
「えぇ?!私そんなのに狙われてるの?!」
アリアは驚愕した
「そういうこと、、、正直かなりマズい。そして最大の問題は、、、恐らくエレボスがあの時使って来た不殺の斬撃はアリアの勇者の器を破壊する効果があったと思う」
「「え?!」」
「考えてもみて、、、自分の娘が勇者として世界中の期待を背負って世界のために戦うなんていう運命を背負うことをアリアなら喜ぶ?」
「、、、絶対喜ばない」
「そういうことよ、、、他にもいろいろ可能性はあるけどあの一撃は何かに干渉して破壊する術式だったことを考えると間違いないと思う」
エテルはそう断言した
「待って?でも勇者の器を破壊するなんて技可能なのか?闇魔法でもそんなの無理だと思うぞ?」
だがフレンがそう指摘した
「、、、だから最大の問題が出てきたの。セラフの予言すら打ち壊す存在である異世界人。あっちにはそれが居るかもしれない」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます