情報整理:ジャンヌ編

1年半前 シャイン学園:図書館

「ふんふふん」

ジャンヌは図書館で本を探していた

「あった、、、セラフ歴史」

中等部に特別入学したジャンヌは数日後には図書館を訪れていた

「さて、、、私の予想が正しければ」

そしてとある時代のとある事件について調べた

「、、、やっぱり」

そして自身の予想が正しいをことを証明した

(エテルの正体は、、、間違いない。エテルの遺伝子上の父親はセラフの1500年前の教皇。だからあの特別な目を持ってるんだ)

それはエテルの父親が昔のセラフの教皇だということだ

「というか、、、薄々わかってはいたけど私の白い眼も、、、そういうことだよね」

そして同時に

「私とエテルは姉妹ってことね」

自分の父親もエテルと同じ昔のセラフの教皇だということだ

「、、、まぁ、私のお父様はお父様だけだから。それに血がつながってるだけマシね」

しかしジャンヌはその辺はあまり気にしてなかった

「さて、、、問題はフレンなのよね。セラフでお母様が囚われていた時に出会ってるはずなんだけど、、、そこからどうやって」

ジャンヌは考える

「いや?待って?」

(今所在が分かっていないのは1人だけ、、、そしてフレンから感じたのも、、、つまりフレンの正体って、、、)

「いよいよカエデ以外全員碌な血筋じゃないわね、、、となるとこれはセラフ積みだね」

全てを理解したジャンヌはそう呟いた






現在 シャイン学園:図書館

「ダメだ!セラフ教祖だけが出来る神託の受信のことが全く分からない」

(1年半かけてセラフの内情を探りまくってるけど、、、一番謎な神託、、、予言についてが全く分からない)

ジャンヌはセラフという国そのものを、、、いや

「世界を疑え、、、エテルと私が姉妹ってだけでもう終わってる。そのうえフレンの正体があれとなればいよいよ歴史なんてものはただの飾りだ」

ジャンヌは極端に勇者パーティーの情報だけを持っていた だからこそ世界そのものを疑うという正解に辿り着いた

「ヤマト文字の逆翻訳も出来た、、、エモクロアの真の歴史も推測できた、、、次は予言の仕組みの解明だ」



まだ誰も気が付いていなかった ジャンヌ・フローレンスという九尾の妖狐が父親の狼の血に従い世界の真実を狩り取ろうとしていることを

そして ただ人が世界の真実にたどり着いた時にどんな災厄が起こるかも、、、誰も想像していなかった


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