旧友
「さて!重たい話はもうやめて明るい話をしましょ!エレボス君は学園で何する気なの?」
先ほどの重苦しい話をやめてソフィアはそう聞く
「、、、うーん、師匠からは色々頼まれてますけどあの感じ、、、ダダタダ学園生活を楽しめって感じでしょうからねぇ、、、俺のやりたいことが何なのかそれをまずは探しますかね」
「なるほどね、、、知り合いには会ったの?」
「一応、、、エクレアだけは会ってないな」
(ジャンヌもだけど)
「あら?カエデちゃんには会ったの?」
フレデリカが少し驚いた様子でそう聞く
「うん、、、丁度、学園管理委員会の部屋通って忍び込んで、、、ボコボコにされた」
「、、、カエデちゃんなんかとんでもなく強くなったからね。チート持ちのエクレアと互角って化け物すぎるでしょ。いよいよカグラの娘っていうだけじゃ説明がつかなくなってきたのよね」
フレデリカは苦笑いでそう言う
「カエデさんの旦那さんの血でしょうね、、、カエデさんの武力の才覚だけじゃなくて主の才覚も持っているからこそあんな強さを持っているのでしょうね。信念のある剣は強いからね」
それにソフィアが付け加える
「確かに、、、忍び込んだことをカエデにバレることは想定してましたけど委員に、、、それもかなりの人数にバレたのは想定外でしたよ」
「忍び込んだって言うけどそれ大丈夫だったの?」
フレデリカがそう聞いてくる
「両足が切り落とされて腹も深く切られましたよ、、、そのうえちょっと仕事を頼まれましたよ」
「仕事?」
「ソロモンって言う非公認ギルドの捜査を」
「へー、、、学園のことはあまり知らないけど厄介そうね」
「そうね」
「あの委員会でも影も形もつかめない組織、、、そのうえ悪魔関係のギルドみたいだから相当ヤバいだろうね」
「絶対ヤバいわね、、、まぁ、エレボスなら大丈夫でしょうけど」
「ま、嫌だけど俺の英雄譚の一ページにするよ」
エレボスがそう言うと
「ふふ、フレデリカに似て頼もしいわね」
ソフィアは懐かしそうにそう言った
「母さんと比べたらまだまだですよ」
「がんばりなさい、、、そういえばエレボス、エクレアの作った商会について何か知ってる?」
ふとフレデリカが聞いてくる
「え?あー、ここ数年奴隷売買のルートを破壊しまくってるってのは聞いたな」
「奴隷売買ルートの破壊ねぇ、、、エクレアってそんなタイプだったのかしら?あの子結構野心溢れたるタイプだからそんな金にもならない事、、、奴隷なんて助けても育成で大金が飛ぶだろうからなぁ」
フレデリカは不思議にそうに呟くのであった
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