セラフの心臓
「なるほど、、、自分でも闇魔法の運命がどうなるかを考えた時に一番想像できたのはそれですね」
ソフィアの考えにエレボスも同意した
「まぁ、もう一つ考えられるのは今の教皇候補の誰かと俺が仲良くなった結果、セラフの心臓を俺が見つけ出して破壊するとかもありますけどね」
「、、、は?」
セラフの心臓という言葉聞いたソフィアは絶句する
「なんで?なんでセラフの心臓のことをあなたが知ってるの?」
そしてソフィアがそう聞くと
「そのセラフの心臓って何なの?」
フレデリカが不思議そうにそう聞く
「っ!!それは、、、」
フレデリカに聞かれてソフィアは口後もる
「わかった、、、私が触れちゃダメなことなのね。いいわ、聞かないでおく」
それを見てフレデリカはすぐに効かないという選択肢を選んだ
「助かるわ」
「、、、信頼関係がすごいな」
「そりゃ、、、40年も一緒に居ればね」
「なるほど」
「それで?なんでセラフの心臓なんていうこのセラフの最高機密を知ってるの?」
ソフィアがそう聞くと
「師匠に教えてもらいました」
エレボスはそう答えた
「エレボス君の師匠は誰なの?」
「それは師匠から口止めされてまして」
「、、、エレボス君?聡明な君ならセラフの心臓がどれほど危険な代物かはわかっているわよね?」
「もちろん。あれを悪用すれば簡単に世界を滅ばせる」
「もう一度聞くわ?師匠は誰?」
「もう一度お答えします。師匠から口止めされていますので」
「死にたいの?」
ゾワッ!!
ソフィアはとんでもない殺気をエレボスにぶつかる
「殺せるとでも?」
ゾクッ!!
それにエレボスも覇気で迎え打つ
「「、、、」」
2人の間に沈黙が走る
「ただ」
それに終止符を打ったのはエレボスであった
「セラフ教の枢機卿の誰かだとは言っておきます。ただし剣の師匠かどうかは秘密ですが。まぁ、探そうにもあの人は狡猾ですからね、、、見つけるのは不可能ですよ。何か自分の不祥事を俺に何処かで話せなんていうぐらいですから」
「、、、厄介ね」
「ひとまず文句は俺にペラペラ話した師匠に言ってください。勇者だから悪用しないだろうなんて酒の席で言ってきたあの人に」
「、、、はぁー」
ソフィアはため息をついた
「ここで強引に聞き出そうにもできなさそうだしね、、、フレデリカの名前に誓って悪用しないと誓いなさい。それでいいわよ」
そしてそうエレボスに言った
「誓えませんね」
そしてエレボスはそう返した
「、、、ここで誓うなんて言ってたら本気で潰しにかかってたわよ」
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