教皇
「ここよ」
「、、、マジかよ」
フレデリカに連れられて来た場所にエレボスは冷や汗をかく
(ここ中央教会の最上階じゃねぇか、、、そしてこのすごそうな扉となると)
「母さんの会わせたい友人って教皇様かよ」
「正解!大丈夫よ!あの子普段は堅苦しいしやる時は徹底的に冷酷だけどプライベートは普通の女性、、、というか子供っぽいから」
冷や汗をかいているエレボスにフレデリカはそう言う
「さて」
コンコンコン
フレデリカが扉をノックすれば
「フレデリカ?入っていいわよ」
そう中から返答が帰って来た
ガチャ
「遅くなってごめんなさいね、、、下で枢機卿に絡まれてね」
「また?大変ねぇ、、、大丈夫だったの?」
「、、、エレボスが全員黙らせてバロムの右腕が切り落とされたわね」
「はぁ?!!な、、、あ、あなたの息子ね」
フレデリカから放たれた恐ろしい無いように教皇は驚愕する
「私でもやらないわよ、、、エレボス、この子が今のセラフ教の教皇であるソフィアよ」
「は、初めまして、、、エレボス・エルピスです」
エレボスがソフィアにそう挨拶をすると
「、、、エルピスと名乗ることに躊躇が無いのね。ベルムートの名を捨てさせたと少し気にしてたけど杞憂だったわね」
ソフィアはそう言った
「初めまして。ソフィアよ。あなたの家族の抹殺を指示したあなたの仇よ」
「別に、、、気にしていないとは言いませんがそちらの立場も理解してるので」
「大人ね、、、一先ず座って頂戴」
ソフィアはそう言って椅子に座る
「はい」
そしてエレボスとフレデリカも椅子に座った
「改めてセラフ神聖国にようこそ」
「ええ、、、ところでさっきの話からするにある程度俺の事情を理解してるみたいですけどどこまで理解してるんですか?」
そうエレボスが聞くと
「ん?闇魔法が使えて大罪悪魔であるベルフェゴールと契約してること、、、世界を旅したいという夢があること、このセラフに縛られることを嫌がってること、、、ぐらいかしらね。一応フレデリカから全てを話されていると考えているわ」
ソフィアはそう答えた
「なるほど、、、全部バレてると」
(転生者であることはバレてないみたいだな)
「、、、正直、ベルフェゴールと契約していることは気にしてないわ。元々それ自体は事故だしね。闇魔法の方はちょっと気になるけど伝わっている問題を引き起こすって言うのエレボス君の今まで行動を考えると誰かを助けるために世界を巻き込むっていう気がするのよね。それこそ、、、悪魔教団に狙われているエテルちゃんを救うために魔国との戦争を引き起こすって感じのね」
ソフィアは自身の考えを話した
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