エレボスの独壇場

「「、、、、は?」」

エレボスの言葉を聞いた全員が自身の耳を疑った

枢機卿に対して敬うべき相手でないという言葉にフレデリカですら自身の耳を信じることが出来なかった

「そうえいばアメリアさんには1つ謝りたいことがあったんですよ!

誰もが絶句しているその隙にエレボスは畳みかける

「私の友人であるエクレアがアメリアさんの火遊びを妨害してしまっているようで、、、すいませんね、私の友人が子供の人身売買をほぼ全てこの世界から消してしまって。そのせいで少年と遊ぶことが出来なくなってしまって、、、アメリア様の化けの皮、、じゃなくて固有魔法で美貌を保っているその体もストレスでしわが出来てしまいますよね!」

「なっ!」

「え?!」

(今の内容、、、言葉を変えて分かりづらくしてるけどようは、、、)

「児童売春?」

「な、なわけないでしょ?!何を言ってるのお前?!」

アメリアは動揺で顔を真っ赤にしていた

「そんな興奮しないでくださいw高血圧で死にますよ」

そんなアメリアを見てエレボスは笑いながらそう言う

「高血圧と言えばロムさん、、、旅をしていて感じたのですがいくらセラフ教の公費を好きに使えるからって、暴飲暴食は体に良くないですよ」

「っ!!」

「公費といえば!エクレアの話に戻るんですけど詳しくは知らないんですけどエクレアの商会は奴隷産業潰しに力を入れているとうわさに聞いていたんですが本当なんでしょうかね?バロムさんが買ってる奴隷の数も質も全然下がってない。むしろお値段そのまま質だけ上がってるって言う状況、、、一度エクレアを問い詰めたいですね」

「なっ!」

エレボスは枢機卿3人の裏の顔をあまりにもあっさりと暴露した

「あ、そうだ!セラフ関連のことはお三方には教えてもらう必要は無いですよ。師匠が教えてくれますから、、、今のような話からのことまでね」

そしてエレボスはそう言いながらフレデリカの方を見た

「セラフの心臓?」

フレデリカはセラフの心臓という言葉に聞き覚えが無いようだ

「よかった」

その反応を見てエレボスは心底安心した様子だ

「ま、待て、、、なんで、、、」

「なんでセラフの心臓のことを知ってる?!」

「あ、あれは歴代の枢機卿と教皇しかしらない機密事項だぞ?!」

そして枢機卿3人は顔を真っ青にしてそう言う

「え?まぁ、、、師匠が皆さん枢機卿の5人の中に居るとかじゃないですか?別にそうだとは言いませんけど、、、重要なのは俺がセラフの心臓を狙っていて、、、俺がセラフに来たのが師匠の指示を受けているということですよ」

エレボスは悪魔のような笑みを浮かべてそう言った

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