次回 エレボス暴れる
「なぁ、母さん」
エレボスは辟易した様子でフレデリカを呼ぶ
「ん?何かしら?」
フレデリカは笑顔で返答する
「どんだけ俺達注目されてるんだよ?!」
エレボスとフレデリカは今街を歩いているのだが
「フレデリカ様とエレボス様だ」
「二人とも強そうだな」
「親子でデートか」
町中から注目されているのである
「ふふ、手でも繋ぐ?」
「さて、手を切り落とすか」
「掃除が面倒だからやめて」
「でも」
エレボスは軽く周囲を見て
「見るだけで話しかけたり着いてきたりはしないんだな」
民衆を2人を見てきたりはするが2人に話しかけたりなど干渉は一切してこなかった
「そういうことをするのは恥ずべき行為だって教祖様が明言してるからね」
「へぇー!」
(流石異世界人。オタ活には厳しいと)
エレボスはそんなことを考えながら
「そう言えばどこ行くんだ?」
フレデリカに行き先を聞く
「、、、もう言っていいか。私の友達にあなたを紹介するのよ」
「友達?母さんに友達いたんだな」
「私を何だと思ってるのよ、、、一応この国の重役だけど気にしなくて良いわ。本人も来る人来る人堅苦しくつらいって言ってたから」
「了解」
そうして2人は
「中央教会、、、やっぱりデカいなぁ」
セラフ教の中心地である中央教会に辿り着いた
「門番ご苦労!神のご加護があらんことを」
フレデリカは教会の門番をしている20人にそう言う
「「有りがたき幸せ!」」
「うぉ!すごい声量」
(1人1人が強いな)
「さ、行くわよ」
「あ、うん。えっと、、、神のご加護があらんことを」
エレボスがフレデリカを真似てそう門番に言うと
「あ、」
フレデリカが少し動揺した
「ん?母さんどうしたの?」
エレボスが不思議そうにそう聞くと
「貴方達は本当に神のご加護があるようね、、、エレボスの初めての祝福の祝詞を貰えるなんてね」
フレデリカは門番にそう告げた
「「ぇ?」」
「行きましょ」
「あ、うん」
そうして2人は今度こそ中に入って行った
その後ろから
「「うぉー!!!!!!」」
とんでもない歓声が聞こえたのを追記しておこう
「あの門番達は一生の宝を得たわね」
「そんなすごい事だったのかよ」
教会内に入った2人はそう話しながら足を進める
「これは!フレデリカ殿ではありませんか」
すると横から男の声が聞こえて来た
「っ!めんどくさいのが、、、エレボス私の後ろに」
「え?」
男の声を聞いたフレデリカは一切笑顔を崩さずにそう言ってエレボスの前に立つのであった
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