朝食
「本当にもう!朝起きたらエレボスが居なくて驚いたんだけど!」
朝食を食べながらフレデリカはそう憤慨していた
「15の息子にそんなものを求めないでくれ」
エレボスは呆れた様子でそう言う
「そうは言いますけどエレボスも朝見に行ったらフレデリカさんのこと抱き締めてましたよ」
そんなエレボスにエテルがそう言う
「ふぁ?!」
「おっとぉ?!」
「ふふ、、、家族円満、良い光景ですね」
エテルはそう呟く
「「あっ、、、」」
すると2人の顔色が暗くなった
「え?あっ!別に気にしてませんからね?!そ、そんな暗くならなくても」
「、、、エレボスとエテルちゃんが結婚したら私の子と正式にお義母さんって呼べるわよ?」
「ふぁぁ?!!何言ってんだ」
フレデリカの爆弾発言にエレボスは動揺する
「え?だってエテルちゃんって完璧じゃない?」
「、、、、、、マズい。否定が出来ない」
「でしょ」
「フレデリカ様お戯れを」
エテルは静かな顔でフレデリカの言葉を流した
「そ、そうだ!エテルはマカロンのこと好きだ
ドカン!!!
「ぎゃー!!!」
エレボスは文字通り壁に突き刺さった
「、、、おぉ」
「フレデリカさん、コーヒーのお代わりはいりますか?」
「も、貰おうかしら」
「はい」
エテルはコーヒーを淹れにキッチンに向かって行った
「、、、エテルちゃんをエレボスのお嫁さんにするのは厳しそうね」
フレデリカはそう言いながらエレボスを引き抜くのであった
「あ、エレボス!悪いけど今日は私に付き合ってもらうわよ」
朝食を終えたフレデリカはエレボスにそう言う
「え?ああ、、、良いけど。何をするんだ?」
「それはお楽しみ、、、エテルちゃんは今日は何か予定あるの?」
「私はギルドの新入生勧誘の準備です」
エテルそう返すと
「そう、、、ギルドのマスターって男だけど大丈夫なの?」
フレデリカは心配そうにそう言った
「それがマスター、私が男性恐怖症に感づいているみたいで、、、それとなく女性が多い場所に送ったり、自分の目の届く場所に置いてくれたりと守ってくれてるので。正直アリア達並みに信じれる相手ですね」
それにエテルは笑みを浮かべてそう返した
「ハロルド君、聞いてはいたけど、、、中々の人物のようね」
それを聞いてフレデリカはそう呟くのであった
「クシュン、、、誰かが私の噂でもしてるのでしょうか?」
「神が噂してるのではないですか?」
「私程度の存在を神が噂してくれるわけありませんよ」
「「、、、」」
((将来の枢機卿候補が何言ってるんだ?))
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