朝の会話

「っ!」

(朝か)

エレボスは目覚めた

「んっ?」

(動けない)

エレボスは起き上がろうとしたが動けなかった

(な、なんだ?)

エレボスが困惑して自身の状況を確認すると

「、、、あぁ」

エレボスはその原因を理解した

(昨日母さんと一緒に寝たんだった)

フレデリカに抱きしめられていたのだ

「影移動」

エレボスは影になってフレデリカの抱きしめから逃れてベットから降りる

「さて、、、この時間だともうエテルは起きてるな」

エレボスはエテルと魔国で暮らしていた経験からそう考える

「掃除でも手伝うか」

そしてエレボスは寝室から出るのであった





「おはよう!エテル」

「あ、エレボス、、、早いですね。まだ掃除も終わってなくて」

家の外に出るとエテルが家の周りを掃除していた

「それは俺がやるよ」

エテルにエレボスがそう言うと

「、、、あまりこういうこと言うのはよくないと思いますがあの時とは状況が違うんです。今の私はフレデリカさんに雇われた身です。そのフレデリカさんの息子に手伝ってもらうとかダメです。エレボスは中で怠惰に探しててください。そもそもベルフェゴール様の契約者がここまで勤勉なの違和感がひどいですよ?」

エテルはそう返した

「えぇ、、、」

「、、、まぁ、暇だというなら私の話でも聞いててください」

「っ!ああ!」

エレボスは目を輝かせた

「私って怠惰教会であんな働いてましたけどあの時は記憶を失って空っぽの体にいろんな要因が混ざってあんな感じの奴隷気質になりました、、、でも、元々家事するの好きだったんですよ。お手伝いするとハジメが喜んで、そして褒めてくれたから」

「、、、」

「はぁ、、、ハジメに会いたいなー」

エテルはそう呟いた

「、、、そのさ、両親に会いたいとは思わないのか?」

そしてエレボスは聞いた

「特に思いませんね」

それにエテルはあまりにもあっさりとそう返した

「あ!両親といえば私ってハジメのことをお父さんとかよう呼ばずにハジメって呼んでるじゃないですか。これ理由があってハジメからお父さんって呼ぶ事を禁じられてるんですよね。ハジメ曰くどんなに俺がお前のことを愛していて親代わりだとしても俺はお前の親じゃない。だからそう呼ぶなって」

「ぇ、、、酷くね」

「ですよね!超自己中心な奉仕性を持った奴なんて私記憶失ってる時言われてましたけどあれ原因はハジメですよ!本当に失礼しちゃいますよ」

エテルはそう怒った様子で言う

「、、、確かにあいつの方が超自己中心な奉仕性って感じだよな」

そしてエレボスもそう呟くのであった

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