エテルの現状
「その?差し支えなければ聞きたいんだけどなにを思いだしたんだ?」
エレボスがそう聞くと
「えっと、、、その」
カエデは顔を赤らめて
「ハジメと暮らしていた時の思い出と」
「うん」
「レイプされたことですね」
「、、、、、、、マジでごめん」
エレボスの顔が海よりも青く染まった
「いえいえ」
「というか待てよ?アスタロトとの契約の対価って精液か魂だったよな?それ大丈夫なのか?」
エレボスが焦った様子でそう聞くと
「それが、、、なんか大丈夫みたいです」
エテルは自分でもよくわかっていないみたいでそう困惑した様子で返した
「大丈夫なのか?」
「アスタロト様が言うには仮に対価が払えなくなったとしてもその原因に全ての負債を代替者に負わせる契約だから、、、エテルは私の加護が無くなるだけだって」
「、、、それって」
「はい。恐らくハジメが肩代わりしてくれてるのかなって」
「だろうな、、、なんでそこまでするのに迎えに来ないんだ?」
エレボスが少しイラついた様子でそう言うと
「アスタロト様いわく今ハジメが私を助けたら絶対に蝶よ花よと育てて可能性を潰しちゃうからそれを避けるためにだって」
エテルはそう言った
「なるほど」
(確かにハジメに酒を飲ませるといっつもエテルのことだからな。というか他も全員子供の話するんだよな、、、俺だけ浮く)
「まぁ、私もハジメの所に戻ったら腐ると思うから、、、せめてアスタロト様がいなくなっても普通に暮らせるぐらいは成長してから会いに行く!」
エテルは目に希望を浮かべてそう言うのであった
すると
「実際、今恐怖心への干渉を10割から8割まで落としてみたけどエレボス相手なら問題ないみたいなので少しずつ成長していますね」
アスタロトがエテルの背後から現れてそう言った
「わぁ!アスタロト様!」
「どうも」
「エレボス、、、今のエテルは極度の男性恐怖症と共に重い人間不信も患ってます。私とハジメ以外は誰も信じれていません。ですけどエレボスとマカロンだけは少しだけ信用があります。あなたの立場は知ったいますがどうかエテルをよろしくお願いしますね」
アスタロトは真剣な眼差しでエレボスにそう言った
「はい」
そしてそれにエレボスは目を見返してそう返した
「、、、アスタロト様は私の母親ですか?」
そんな2人をみてエテルはそう呟くのであった
「「っ!」」
そしてそれを聞いた2人は顔を引き攣らせた
「あれ?もしかして私の母親関連もかなりの爆弾です?」
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