カエデの武器と騒乱の火種

「逃げるが勝ちだ!」

エレボスは全力で逃げようと

{ベル頼む!}

{はいはい}

ベルの力まで使って全力逃走を行う 

ザシュ ザシュ ザシュ

「え?」

だが

「ぇ?」

エレボスの両足が切り落とされさらに腹を深く切られた

{は?}

そして

{何今の?時間停止による斬撃?}

カエデの斬撃は大罪の悪魔であるベルですら感知できていなかった

「う、嘘だろ?」

エレボスがその事体に驚愕していると

「神器・百海零樹華和美明ひゃっかいれいじゅはなわみあけ、、、私の相棒よ」

カエデは白い刀身の刀を向けながらそう言った

{じ、神器?!}

ベルは神器という言葉に驚愕した

{神器は大罪悪魔クラスの存在がやっと作りだせるレベルよ?!そんなヤバい物をなんで、、、しかもあの神器、、、アリスやハジメの持ってるアリスや零レベルの最上位クラスだぞ、、、なんでそんなものを}

「、、、お前、どっからそんなものを」

「秘密、、、さてと、出血で気絶する前にちょっとばかし今回の件許す代わりに仕事してもらおうかな」

「、、、断るって言ったら」

「、、、エテルちゃんに喰われたいなら断れば?」

「どんな仕事だ?!」

カエデの脅しにエレボスは即座に屈した

「それじゃー、医務室で処置してもらってから話そうか。舌噛まないようにな」

カエデはエレボスをお姫様抱っこすると

「月朱雀」

ビュン!!

保健室に向かうのであった






「まさか1日2度も死にかけて保健室に来る馬鹿がいるとはね」

スモアは呆れた様子でそう言う

「はは」

「さて、、、仕事の話だけどこの学園のギルドシステムは知ってる?」

「セラフィムって言うめんどくさいギルドに絡まれたよ」

カエデの問いにエレボスはそう返した

「だけど詳しくは知らないな。説明頼む」

「ギルドシステムは簡単に言うと部活動ね。例えば魔導ギルドでは魔法を学び合うという目的よ。ただ、部活動っていうだけじゃすまなくて、、、同時に派閥の意味も持つのよ。ギルドの影響でその後の人生に影響を与えることになる。いい影響も悪い影響も、、、学園としてはそう言うのも学んでおくべきってことで黙認しているわ。ギルド間で問題が起これば私達学園管理委員会や生徒会が仲裁するわ」

「なるほど」

「さて、、、ギルドなんだけど公認ギルドと非公認ギルドの2種類がある。公認ギルドは学園から援助が得られる代わりに制限がある。逆に非公認ギルドは学園からほとんどの援助がない代わりに制限も法律や学則を守れば何しても良い」

「、、、あー、なんか読めたぞ。非公認ギルドにヤバいのがあってそれをどうにかって話だろ」

エレボスがそう嫌そうに言うと

「正解!」

カエデは笑顔でそう返した

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