カエデ委員長
「うん。先月の学園の死亡件数は2件だけ。みんなのお陰だ。ご苦労様」
カエデがそう言うと
「「うっす!!」」
部屋に居た全員が息を揃えてそう返答した
「新入生への挨拶は完璧にやっといたからそれでもなんかやらかす奴がいた時は私に言ってくれ。調教して勧誘する」
「委員長!!エレボス達勇者様はどうしましょう!」
委員の1人がそう聞くと
「あの子達は、、、そこまでやらかしはいないと思うが仮になんかあった時は私に言え。潰す」
カエデはそう返した
「ところでソロモンの捜索はいまどんな感じだ?」
そして話しかけてきた委員にそう尋ねる
「まだ何も、、、あのイカれセラフ教ギルドの手も借りてるんですが、、、一切手がかりが」
「クソ、、、悪魔信仰のギルドってだけでアウトなのにあいつらの活動で何人死んだかわからん。見回りでどうにか被害を減らせてはいるが」
カエデの顔は暗かった
「すいません。俺達が無能なばっかりに」
そんなカエデを見て委員はそう悔しそうに言う
「馬鹿ぬかせ、お前らのおかげでどうにか制御できてるんだ。そもそもこんなこと学生の両分を超えてるんだ。被害極限まで減らせてる時点で満点だ。フレデリカさんやボルディアさんも仮にセラフの騎士団に入るというなら即戦力として使わせてもらうって言ってたんだ。あの2人から認められてるんだ。自信を持て」
そんな委員にカエデは真摯にそう言う
「「委員長!!」」
委員は感動するのであった
そして
「「っ!」」
部屋にいた25人の委員内15人が顔を顰めた
「、、、」
カエデも少し目を細めた
そして
「月凰流・月朱雀!」
自身の背後を切り裂いた
ガキン!
「マジかよ!」
すると金属音と共に背後から少年の声が聞こえた
「この声は、、、はぁー」
カエデは声から委員室に侵入した狼藉者を特定して呆れる
「エレボス、、、何してるの?」
そして狼藉者の名前を呼べば
「すまんすまん。驚かせようと思って」
エレボスは透明化を解いた
「にしても、、、俺もまだまだ完璧じゃないとはいえカエデ以外に15人もバレるなんて。この委員会相当ヤバいな」
そしてエレボスは委員の練度の高さに驚愕した
「素質があったからね。鍛えたらこれぐらいは出来る」
「すごいな、、、あ、皆さんお騒がせしてすいません」
エレボスがそう言うと
「いえいえ!委員長のご友人ですからカエデ委員長が始末するので我々のことは気にせず」
「そうですそうです!そもそもフレデリカ様のご子息を殺すのは流石に我々では」
委員はそう返した
「ん?」
(なんかクソ物騒じゃね?)
エレボスがそう考えた瞬間
「さて、、、委員会室侵入の落とし前どうつけてもらいましょうかね?」
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