厄ネタと死ネタ

「な、なるほど、、、申し訳ないのですが私はそういうのにはかかわる気は無いので」

エレボスは角が立たないようにそう言う

(さっさと帰らせろ!ただで女性恐怖症なのに宗教関係者なんて信じれるか!)

そんなエレボスの願いは届かず

「「な、何故?!」」

エレボスの言葉にセラフィムのメンバー全員が愕然としていた

「え?いや、、え?」

その姿にエレボスは逆に困惑した

「あのフレデリカ様の息子ならばセラフ教を広めるためにも!」

エルフィーがそう言うと

「別に俺はその辺興味が無いからな」

エレボスはそう返した

(そもそもセラフに縛られたくないから逃げてたんだよ!)

「う、嘘です?!ならば何故悪魔教団と戦ったんですか!」

「え?あー、、、エクレアの件は成り行きだし、ヤマトはカエデの助けられたからだし、エテルの時は完全に自分のため。エモクロアは、、、あれはなんか違う。まー、結局俺が悪魔教団と戦った理由は自分本位な理由だよ」

「な、なるほど?じ、自分本位で悪魔教団と戦うというのは、、、フレデリカ様の面影を感じますね」

エルフィーはそう返す

(言われてみれば俺何してるんだ?)

「そもそも、俺セラフ教のこと全然知らないし」

そしてエレボスがそう言うと

「なら!!なおさら加入いただくべきです!」

エルフィーはそう熱心に言う

「いや、、、そこは母さんと師匠に教えてもらうからいいよ。それじゃー、貴方達に神のご加護があることを願って」

そんなエルフィーにエレボスはそう言うと

パチン

と指を鳴らし

「「え?!」」

その姿を消した

「い、いったいどこに?!」

エルフィーはその場で困惑するのであった





「透明化は便利だな」

エレボスは透明化しながら歩いていた

(エテルとかだったら消えた瞬間に気配でバレるだろうけど、、、はー、セラフィムか。めんどくさいな。あの人がサブマスターか。マスターは男であってくれ)

これから先も絡まれるであろうセラフの狂信者にエレボスが辟易していると

「ん?」

エレボスは一つの看板に目が留まる

「学園管理委員会?カエデのところか」

(カエデの奴、、、なんかすっごい狂暴になってたな。ちょっと話でも聞いてみるか)

そう考えエレボスは

サー

扉を開けずに扉を透過して中に入るのであった

すると

「あ、居た」

カエデが中で委員と話をしていた

「、、、ちょっと驚かすか」

そんなカエデを見てエレボスのいたずら心が発動した

(周囲に他の委員いるし面白いネタになりそ!)

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