エレボスvsフレデリカ 1

「それでは両者構えて!」

エクレアがそう言えば

「「、、、」」

観客の新入生やエテル達に緊張が走る

だが

「1年半前は母さんにただボコボコにされるだけだったけど、、、今は違う。仕事に影響出ても文句言うなよ」

「この後学園長と教皇の長い話があるから医務室でサボらせてあげるわよ」

当事者の2人は一切の緊張がなかった

その理由は

((絶対勝てない(勝てる!)))

勝敗がお互いわかっているからだ

(ハジメに比べれば可愛いもんだろうけどだとしても勝てるわけがない!そもそも俺ロンドにギリ勝てるレベルだぞ?カルトにすら勝てない俺じゃ母さん相手じゃきつい)

「それでは、、、始め!!」

そしてエクレアの開始の合図とともに

「「月詠流・月光」」

ガキン!!

2人の神速の一閃がぶつかり合った

「っ!」

そのぶつかり合いでフレデリカは驚愕した

(なんて重さだ?!これカエデ以上だぞ?!)

そして

「か、母さん、、、ここまで強かったのかよ」

エレボスも想像以上にフレデリカが強かったことに驚愕していた

「アラビアン・ナイト」

エレボスが至近距離で合成魔法を放てば

「イージス」

フレデリカはそれを聖なる神の盾で易々防ぐ

ピキッ

「ん?」

(イージスにヒビ?火力的にありえない)

訳ではなく防げはしたが何かおかしかった

「、、、」

(カルトの無詠唱イージスなら俺の幻想殺しでも破壊できたんだけど、、、最強の勇者よりも母さん上なのかよ)

「神の光をここに。セイント・バースト」

そしてフレデリカがお返しに詠唱術式をエレボスに放って来た

「堕天!魔霊月斬!」

それをエレボスは防いだ

「っ?!真正面から防いだ?!、、、って?!」

しかも

「な、何その姿?!」

「固有魔法が進化して、、、それの応用。かっこつけたけどようは悪魔化よ」

エレボスは4つの漆黒の翼を背から生やしていた

「、、、私の息子って自覚あるのかしらねぇ、、、予言が無かったらヤバかったわよ」

フレデリカは心底めんどくさそうにそう言う

(予言の子だから闇魔法も悪魔契約も問題ない、、、セラフの剣となってくれるならそれぐらいは見逃すわよ)

「、、、」

(え?それ予言の子じゃ無かったってなったら死ぬよね?)

エレボスは内心大焦りだった

「まぁ、、、これで少しは戦えるだろ!」

そしてエレボスは

ビュン

一瞬でフレデリカに接近し

「月詠流最終奥義・未完・百花!」

スパン スパン スパン

スパン スパン スパン

スパン スパン スパン

とんでもない連撃を放った

キン キン キン

キン キン キン

キン キン キン

「っ!防がれた?!」

しかしそれはフレデリカに軽く防がれてしまった

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