仕返し

2週間前

「ということで学園に入学するのはエレボスとメルトとカルトだよ!それぞれ家族と過ごしていいよ!セラフの心臓探しはついでで良いから」

ハジメは嬉しそうにそう言う

「だがエレボスは仕方がないとしメルトはアリスお姉ちゃん達二バレないように変装しないとならない。尻尾が生えたとしてもそれはバレる」

「だな、、、メルトの魔法で若返ったとしてもその程度じゃバレる」

ハジメの言葉にメルトも納得する

「さて、、、どのような変装が良いかをみんなで考えよう!」

「狼と狐の尻尾、、、うーん、メイドだったら最高だな」

カルトがそう言うと

「属性盛りすぎだろ。メイドは女だから、、、ケモミミ尻尾執事ってところか?」

ロンドがそう返す

「なんかしっくりこないな。メイドならケモミミ尻尾は良いけど執事は僕の性癖に嵌らない」

「団長の性癖なんて知りませんよ」

ハジメの言葉にメルトは呆れる

「、、、よし!」

そして4人の話を聞いていたエレボスが

「カルト!お前さ」

最悪の提案をした

「メイドに女装しろ」

「はぁ?!」

「「よし!!」」

「馬鹿じゃねぇの?!」

「採寸は任せろ!女装術なら僕はプロだ!」

「「流石団長!!」」

3人はそう声を上げるが

「ブチ殺すぞ?!」

ロンドはたまったもんじゃなかった

「メイドのロンド、、、いいなぁ」

そしてエレボスは邪悪な笑みを浮かべるのであった





(娘が居るって言うのに女装するとかバレたら尊厳終わりなんだよ?!精々苦しめエレボス)

メルトは笑顔のまま内心でとんでもない殺意を向ける

「なるほど!確かにそれもそうね!エレボス、やるわよ!」

「謹んでお断りさせていただきます!!」

「よし!エレボスの幼少期の恥ずかしいエピソードをいくつか、、、そうね、エレボスは生徒会長のエクレアと幼馴染なんだけどその時の出会いからがまたロマンチックでねぇ

「お母様!!是非とも戦わせていただきます!!!」

こうして2人の突発的な戦闘が始まることとなった







「どういう出会いだったんだ?」

「私が攫われていたのを助けてくれてね、、、家の問題とかあるのにそれ全て忘れて私を親の元まで届けてくれたのよ。危うく死ぬところだったわね、、、でもエレボスは私を助けてくれたの」

カエデの質問にエクレアは嬉しそうにそう言った

「、、、恋?」

「いや、、、そう言うわけじゃないね。まー、一緒に過ごすとなったら一番いいでしょうけどね」

エクレアは一切顔を赤く染めず

(ドキドキとか無いわね)

本心からそう返した

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