救護騎士団と学園の組織

「続いてこの学園で怪我などをしたときにお世話になる救護騎士団長の言葉です」

「ん?」

アリアは首を傾げた

「救護騎士団ってなんでそんな物騒な名前なの?」

アリアがそう困惑していると

「母さんから昔聞いたんだがこの学園は学生自治を方針の一つに定めててな。生徒会・学園管理委員・救護騎士団・図書管理局・商会連合・冒険者組合の6つの組織が外部組織の手も借りて学園内で自治してるんだってよ。それで各長をそれぞれ会長・委員長・団長・局長・総督・組合長ってわかりやすくするために物騒な名前らしい」

フレンがそう説明した

「ぶっちゃけこの挨拶はそれぞれの組織がメンバーを探してるんだろうよ。図書管理局だけは適当に集まるから問題ないんだよ。そもそも館長のアリエルさんが精霊で何百年も図書管理してるから人いなくてもっていう点もある」

「なるほど、、、それじゃー、これから出てくる救護騎士団もそう言う考えがあると」

「ああ」

そして2人は壇上に登った人物を見て

「「え?!」」

驚愕した

「皆さんー!入学おめでとう!!救護騎士団長のスモア・アーデウだよー!」

なにせフレンの親友件お世話係のスモアが居たからだ

「あっ!フレンー!!久しぶりー!!!」

スモアは壇上からフレンを見つけて手を振る

「あ、、、うん、、、久しぶり」

あまりの衝撃にフレンの思考が飛んだ

「スモア団長、、、個人的な会話はここではしないでください」

「あ!ごめんごめん!さて、、、皆さんは学園生活で様々な怪我を負うことでしょう。その時は我々騎士団を頼ってください!お金が無くても大丈夫です!肉体労働で返させますから!最悪治験で返せます!」

スモアは笑顔でおっそろしいことを言う

「、、、あの可愛さからあんな物騒な内容ヤバすぎるだろ」

フレンはそう呟く

「あっ!あと我々に喧嘩売った場合医療費が馬鹿みたいな価格になるのでお気をつけを」

「え?そんな脅し有りなの?!」

アリアが驚愕すると

「世界の最高峰の学園なんでね、、、怖いねぇ」

フレンはそう呟く

「まぁ、、、、本当に怖いのはギルドなんだけどね」

「え?」

フレンの不穏な呟きにアリアが反応したが

「それではこういう挨拶は長いとめんどくさいですから終わります」

スモアのそんな言葉で打ち切られてしまった

「ありがとうございました。あ、商会連合と冒険者組合は神の導きで出会えるだろうってスタンス何で来ません。それでは続いて、、、はぁー、生徒会長です」

そしてエテルが心底嫌そうにそう言った

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