アリエル

「まず1つ目は図書館です。ここでは様々な知識を得ることが出来るので知力はもちろん武力に繋げることも可能でしょう。ただししっかりとマナーを守りましょう。でないと図書館長のアリエルさんにボコボコにされます。また図書委員=アリエルさんにボコボコにされた人と言われるぐらいにはやんちゃな人なのでアリエルさんが居ないからと油断もできません。ある意味学園で最も武力のある組織かもしれませんね。ではアリエルさんから一言いただきます」

エテルがそう言うと金髪黒目の女性が壇上に現れた

「皆様まずはご入学おめでとうございます。今エテルさんより紹介に預かりました図書館長のアリエルです」





「、、、アリエル」

ここはエレボス達の居る学園の闘技場と学園の図書館の間に位置する時計塔

「ごめんな」

そこにロンドは居た

(こうなることを予感してあの時団長の座を渡したから覚悟はしてたがやっぱり罪悪感がエグいな)

そんな事を考えていると

{ロンドー!ハズレだったー}

ハジメから連絡が来た

{そうですか、、、一応隠し通路ではあったのでしょう?何があったんですか?}

ロンドがそう聞くと

{、、、部屋一面にロンドの写真や下着が飾られてたよ}

ハジメはそう返した

「、、、やっぱり、離れて良かったかもな」

{セラフの心臓、、、どこにあるんでしょうかね。エレボス達が見つけてくれれば良いんですけどね}

ロンドがそう言うと

{はは、本気で言ってる?}

ハジメは揶揄うように返した

{まさか、あの3人を学園に潜入させたのはあの3人がそれぞれ家族と過ごさせるためでしょ。セラフの心臓探せとか他の命令も全部その為の理由付け。優しいですね}

{尊敬する人の真似だよ、、、}

{なるほどね}

{それに、、、エレボスならエテルを救えるかもだしな}






「ということで図書館ではマナーを守って利用してくださいね!出ないと今の図書委員のようなことに私と官長の手によってなりますからね」

「「、、、」」

壇上から去っていくアリエルを見る生徒の目は死んだ魚のような目であった

(こっわ!)

エレボスは絶句していた 

(ロンドの女怖!)

ロンドの女ではない

{あの子、ロンドの下着やら盗撮写真やら血やら集めてる中々の女だからねぇー、裏で動いてたハジメがそれ見つけててドン引きしてたわ}

ベルもそう言ってきた

「図書館には行きたくないな、、、なっ、母さん。あれ?母さん」

そんな中いつのまにかフレデリカが消えていた

「だかいったんだ?」

そう不思議そうにしていると

「続いてこの学園で怪我などをしたときにお世話になる救護騎士団長の言葉です」

エテルがそう切り出した

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る