静かな伏線

「まずこのシャイン学園は初代教皇であるワンウッド・フェニインを支えた聖女エシャインの名を後世に残すためにと教皇自ら創立した歴史ある学園です。ですから伝統文化が存在するため少々、、、かなり煩わしいですがそれ以上にいい点もあるのでこれから説明してきます」

エテルはそう言うと水晶体を起動した すると

「おー!」

(スクリーンか)

スクリーンの様に暗幕に映像が投影された

「まずこの学園は実力主義です。実力が高ければそれだけ学園生活は楽しいでしょう。そしてその上でここから7年間頑張ってください!そしてこの学園には様々な施設があります。ですから





「、、、」

(ハジメから聞いた話だな)

15分ほどエテルの説明を聞きながらエレボスはつまらなそうにしていた

(今のうちにめぼしい同級生でも見つけようかな)

そしてエレボスは周囲の生徒を見るのであった

(ジャンヌとアリアとジャンヌはもちろんヤバいだろうな。だけど対処は出来る、、、問題はエテルだな。俺の攻撃を防ぐとか想定外すぎるだろ)

そんなことを考えていると

{エレボスー!僕のエテルに暗殺防がれたみたいだねー}

ハジメが念話をしてきた

{お前の娘ヤバすぎんだろ}

{まぁ、こうなるかなとは思ってた。エレボスが慢心しないようにスパイスを加えてみた}

{おかげで怪しまれてるんだが?}

{言っただろ?怪しまれていいって。お前ら3人は世界の目を集める事。その間に僕とロンドで色々とやっておくから。だから最悪派手にアリアを殺しにかかっていいんだよ。失敗しても僕がカバーできるし、失敗の理由が勇者6人だったら嬉しい限りだからね}

エレボスの文句にハジメはそう返した

{それよりも、、、例の件だけは頼む}

{ああ、セラフの心臓だろ?}

{そう、、、母さんの仇だ。見つけ次第僕が破壊する、、、もちろんサフラン制圧の策が出来てからだけどな}

{ああ}

{にしても、、、エテル可愛いなぁ}

「っ!」

あまりに親馬鹿な発言に思わず息が漏れる

「どうしたの?」

「なんでもない?」

{そんなにかわいいならさっさとエテルの本当のこと教えてやれよ、、、あまりに遅いようだと俺がばらすぞ}

エレボスがそう脅すと

{それなんだけど、、、みんなの好きにしていいよ。他勇者含めてそれ出汁に頑張りな}

ハジメはそう返した

{え?良いのか?}

{そうでもしないと僕一生エテルに会えない気がしてきた、、、それにちょっと今のエテルはかなりマズいんだよ。学園でどうにか治ってくれればいいんだけど}

{ん?あ、オッケー了解。任せろ}

そうエレボスが言うと同時に

「では私からの簡単な説明は終わりとして今から教員と先輩から挨拶を頂きます」

エテルの学校解説が終わったようだ

「エテルって本当に親に似てないよな、、、はは」

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