フレデリカとエレボス

「一年半ぶりねエレボス」

「アババババ」

エレボスは顔面蒼白だ

「「、、、あぁ」」

アリアとフレンは空気と同化した

「会いたかったわ、、、もちろんエレボスも会いたかったのよね。だから私に向けて魔法を放ったのね」

「、、、」

(アリア暗殺ミスったことで動揺してすっかり母さんのこと忘れてたー!!)

「か、か、あさんも元気そうでよかったよ。俺がいない間エテルはどうだったの?」

エレボスはどうにか世間話に持っていく

「、、、あの子の立場やら諸々含めて考えて貴方のお嫁さんに良いかなってぐらいには良い子だったわね」

「、、、は?」

「いや、最初は私もあなたを誑かした色魔だって思って酷いことしたけど、、、あの子それを結果で黙らしたからね。しかも精神性がちょっとやばいだけでいい子だから」

「ぇ?そうなの?」

「マジで?」

「、、、」

(母さんがそこまで評価するって何したんだあいつ?!)

「俺は色会沙汰興味ないから」

母親からのこういう話に息子は勝てないのである

「それで?貴方はこの1年半どうしてたの?」

「旅してた。その終着点がここだよ」

フレデリカの問いにエレボスはそう返した

(まぁ、嘘ではないからな)

「ふーん。やりたいことはやったと。それじゃー、これからはしっかりとここでよく学んだよく遊びなさい」

「学べることがあるのか疑問なんだけどね」

(普通にハジメ達に色々叩き込まれてるし)

エレボスがそう考えていると

「このシャイン学園を舐めない方がいいわよ、、、まぁ、最悪私が教えてあげるから」

フレデリカは面白そうにそう言った

「まぁ、今からエテル達が色々やるみたいだしそれに期待だね」

「そうね」

噂をすればなんとやらで

「皆さん!少々早いですがこれから入学者説明会を始めます」

エテルのそんな声が響いた







裏話 フレデリカが試験会場に到着した時

「、、、私が来ても誰も反応しない」

フレデリカは顔を見られれば全方位から黄色い歓声が飛んでくる 

しかし今は誰も反応しないのである というかフレデリカの存在自体誰も気がついていないのである

「、、、っ!」

そしてフレデリカはその理由に気がついた

「本当にあの悪魔娘は」

理由は簡単でエテルが幻惑をほぼ全員に掛けて騒ぎにならないようにしていたのだ

「、、、家族でゆっくり話してください?はは、、、エレボスの嫁はエクレアかと思ってたけどそうじゃないかもしれないわね」

そんなことを考えながらフレデリカはエレボスの背後に忍び寄ったのであった


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