冥土茶屋の目的
「まず、冥土茶屋の最終目的は各々の目的達成だ。ここは相互協力する組織って感じだ。例えばメルトが娘を助けたいと言うのであれば俺達4人は全力で助ける。その代わり他の4人が目的の為に動くなら全力で助ける、、それがルールだ」
「なるほど」
「そして僕の目的はアリスお姉ちゃんが笑って過ごせる世界を作ること。その為にセラフ神聖国を潰し、アリスお姉ちゃんがこれから起こす蛮行を止めたい」
ハジメがそう言うと
「これから起こす蛮行?」
メルトが首を傾げた
「アリスお姉ちゃんはいつか 」
そしてハジメが話すと
「っ?!可能なのか?!」
メルトは驚愕した
「出来る。そもそも僕が出来るしな」
「、、、マジかよ」
「完全に止めるとタイムパラドックスが起こるから必要な部分はこちらで奪う。問題はアリスお姉ちゃんがそれをしないこと。僕は最低でも1度失敗してるからこそ油断は許されない。確実に妨害する」
「壮大だな」
計画を聞いたメルトはそう言葉を吐いた
「さて、、、メルトはジャンヌを助けたことは知ってるが終着点はどこなんだ?革命を成功させることなのか、それとも助けるだけで革命の方はどうでもいいのか」
そんなメルトにハジメは問う
「、、、最優先目標はジャンヌの笑顔、次点で革命の成功だ」
それにメルトはそう答えた
「、、、そうか、暴食のくせに少食だな」
そしてそれを聞いた4人は笑った
「は?」
「そこは革命を成功させて、ジャンヌ達美食の盗賊団を王立騎士団にするぐらい目指そうぜ!」
「は?!」
あまりに夢見がちな目標にメルトは唖然とした
「で、出来るわけないだろ」
「いや?出来るよ。しかも具体的な案もある。成功例ありで」
「、、、聞かせてくれ」
「ああ、まず
そうしてハジメは夢物語を語った
「なるほど、、、まさかそんな過去があったなんてな。つまり後は核さえあれば良くてそれも心当たりがあるってことか」
話を聞いたメルトは一切の疑問も諦めも無く晴れやかな顔でそう呟いた
「ああ。ということ先ず僕たち、、、というかエレボスとメルトは特訓だ。エレボスはまだまだ弱いし、メルトは大罪契約剥がされるだろうからな」
「もう剥がされてますね、、、下手したら1番弱いんじゃねぇかな」
ハジメの言葉にメルトが落ち込んでると
「いや、、、そこは問題ないんだよねー」
横にいたカルトがそう言った
「、、、何か策が?」
「ああ。俺の目的のためにも頑張って貰わないとな」
「カルトの目的となると、、、さっき話してた娘のことか?」
「ああ。娘が進みたい道を進ませる。それが俺の目的だ」
「ということで目的達成ために頑張ろう!!」
「「おー!!」」
こうして冥土茶屋は始動した
そしてそれを止めれるのは
半年後
「時間だ。頑張れよエクレア」
「そういうカエデもね」
侍と商人 この20も生きていない少女のコンビがアーデン魔国もアリスもセラフ神聖国も冥土喫茶も、、、全てを狂わせる
「アヤメ、待ってろよ」
そんな2人すらも狂わせる存在もいるかもしれない
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