魔国会議 1

「さて、、、状況は最悪ね」

アリスがそう言うと

{ベルゼの脱獄と007元団長ロンドの裏切り、、、そしてそれらが転生者であるエレボスとベルフェと互角である吸血鬼百花に与してる。やばいなんてもんじゃないな}

レヴィが端的に状況を纏めた

「、、、ハジメ。今回の一件あなたはどう思う?」

アリスがそう聞くと

「まず冥土喫茶だったよね、今回襲ってきた組織は。前提条件としてほぼ確実にアリスお姉ちゃんに危害を加える組織で間違いないね」

ハジメはそう返した

{その理由は?}

カタリナがそう聞くと

「冥土喫茶は僕の眼のことを知っていたと思う。だから転移石とかの件がバレるって分かってロンドを逃げさせたんだから。僕の目の事なんてサタやベルゼですら知らない情報。それを知ってたとなると情報力は高い。そして仮に魔国の崩壊とか世界征服だった時に僕に話をしてないのがおかしい。僕にそんな話持ちかけたら普通に乗るからね。ということは僕を誘えない理由がある、、、となるとアリスお姉ちゃん狙いかなって」

ハジメはそう答えた

「うん!ストレートに叛意を見せてきたけどその通りだね」

アリスは苦笑いだ

「ということでアリスお姉ちゃんの護衛の強化に努めようって話。そして次だけど冥土喫茶への対応どうする?」

ハジメがそう言うと

{フェルト、お前死んでくれない?}

{そうですね。それが一番都合が良い}

ノータイムでレヴィとフェルトがそう言い

{私も駒を使って地道に探るから。まー、フェルトが死んだら墓は立ててあげるよ}

アスモもそう返した

「、、、は?」

あまりの内容と早さにサタは唖然とする

「、、、冥土喫茶にはロンドが居る。それなのにフェルトを殺そうものなら何してくるかわからない最悪の組織だってわかる。そういうことよ、、、命が軽すぎる」

そしてアリスは頭を抱えた

「流石にフェルトに死なれるのはやばいから、、、ベルフェも動かそうか。マモちゃん起きたんだし」

そしてハジメはそういうのであった

「、、、これがアリス様一の配下であるフェルト様か」

そしてサタがそう呟く

その瞬間

ドカン!!

「は?!」

ハジメがサタの真横にとんでもない威力の魔法弾を放った

「てめぇ!何すんだ!」

それにサタがブチギレて剣を抜こうとしたその瞬間

ドカン!!

「がばっ!」

魔法弾を放ったハジメの方に数本の鎖が突き刺さっていた

「醜い嫉妬合戦はフェルトとレヴィだけにしかしちゃダメだって言ってるわよね?」

それを放ったのはサタほどではないがキレてるアリスであった

「サタごめんね。私の弟が」

「は、はい」

(こっわ!)

サタはアリスが怒るとめちゃくそ怖いということを1000年目にして知ることなった

そしてこの後その怒りが自分に飛んでくることはまだ知らなかった

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