プリズンブレイク

「おま?!二度もアリスガーデンに来るとか命知らずすぎるだろ?!」

メルトがエレボスにそう言うと

「エモクロアと状況が大きく変わってな、、、命とかどうこう言ってる場合じゃなくなってな。まー、あれだちょっと友人助かるためにって感じだ」

エレボスは恥ずかしそうにそう言った

「お、おう。そうか」

「ということでさっさとお前に付与されてるアリスの支配解除しちゃうな」

そう言うとエレボスは集中する

「ん?」

するとメルトはとあることに気がついた

(おい待て?!これって!)

そしてメルトの目に

「お前、、、生きてたのかよ」

花の紋章が浮かび上がった

「失楽園!」

そして同時にエレボスによって

パラン

アリスの支配が解かれた

「よし!」

ドカン!

牢屋の鉄格子が一瞬で切り落とされた

「ズラかるぞ」

そう言うとエレボスは胸から一つの石を取り出した

「、、、お前ら叔父さんまで巻き込んだのかよ」

それを見てメルトは呆れた様子でそう言った

「007の元団長ロンド・バビロン作の転移石。行き先はセラフにある俺達の拠点だ」

「俺達、、、そういえば真上で戦ってるのってハジメさんと誰なんだ?まー、十中八九エモクロアでいきなり出てきた女吸血鬼だろうけど」

メルトがそう言うと

「正解。俺達、冥土茶屋のボスである百花だ」

「その組織に俺も入れと?」

「ああ。ジャンヌ助けたいんだろ?」

「ああ!」

「それじゃ!」

パリン

地面にエレボスが転移石を叩きつければ魔法陣が展開され

「さっ!プリズンブレイク完了だ!」

ビュン

そうしてエレボスとメルトは脱獄したのであった






「よし!脱獄完了だな」

2人が脱獄したことを確認したハジメBは

「ミッションコンプリートね。では帰らせてもらうわね」

自信も拠点に戻ろうとした

その瞬間

「っ?!」

ビュン!!

ハジメBはその場から反射的に離れた

そして次の瞬間元々居た場所に

ズパン!!

煉獄の一閃が走った

「っ!これを躱すのか」

斬撃を躱されたことに斬撃を繰り出したサタは驚愕した

「危なかった!」

(自動感知なんてチートが無かったら死んでたぞ?!いや!それよりも何でここに?!)

「勇者がいるんだ?」

ハジメBの目線の先には

「勇者アリアちゃん登場!」

「同じく勇者フレンちゃん登場!」

アリアとフレンが居た

(しかもアリアちゃんの時間支配、サフランで会った時よりも格段に、、、っ!)

時間神カイロスだと?」

(固有魔法の進化!)

「っ!蘇生した弊害か?」

ハジメBがそう呟いていると

「ブツブツうるせぇな!この図書館で暴れるとはいい度胸だな?!殺す!」

サタが冠する憤怒の如き怒りでハジメBに襲い掛かって来た

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