プリズン 2

「「はぁ!」」

ドカン!!!

2人のハジメの攻撃がぶつかり激しすぎ余波が辺りを襲った

「ひぃ!!」

エレボスは全力でそれを回避・相殺し

「あれか!」

ガチャン!

「危ねぇ!!ガチでやり合ってんじゃねぇかよ!巻き込まれたら死んでたな」

司書室にどうにか滑り込んだ入った

{私の補助なしで切り抜けられるなんて成長したわね}

ベルがそう言うが

「ハジメAが本や来館者を守ることに全力を尽くしてくれたからな。そんなこと考えずにやり合ってたら流石にやばかったかも」

エレボスはそう考えて慢心を捨てる

「さて」

(まずはこの地下500mまでの階段を降りないとな)

エレボスは

ピョン

螺旋階段の真ん中、つまり空洞に飛び降りた

(この階段に人は居ない。人はな)

エレボスはこの螺旋階段の住人に警戒をする

「「ギャァ!」」

「来たか!」

そして住人があらわれた

「女郎蜘蛛隊!」

それは一匹一匹が人の倍の大きさがある蜘蛛であった

(こいつらはエテルのペットだから殺すなって言ってたよな。なのにこいつらアリスの代行権限オルタナティヴで馬鹿みたいな強化されてるんだったよな)

エレボスは戦々恐々といった様子でそう考える

「まぁ、今回は問題無いんだけどな」

だがエレボスはそう言って笑みを浮かべた

「失楽園」

そして次の瞬間

「よっと!」

エレボスは地面に着地していた

「「キシャ?!」」

いきなりエレボスが現れた方に周囲に居た蜘蛛は驚愕する

「お仕事お疲れ様です」

ドカン!!!

そしてエレボスは扉を蹴破った

ドカン! ドカン! ドカン!

その瞬間エレボス目掛けて魔法が飛んでくる

(動きが速い上に統率も取れてるな)

「幻想殺し《イマジンブレイカー》」

それをエレボスはハジメより叩き込まれた完璧な神秘殺しで対処する

「怠惰失落園」

そしてベルと自身の力で

バタ バタ バタ

牢獄内の1人を除く全ての人間を昏倒させた

「うぉ!我ながらすげぇな」

あまりにもアッサリと無力化出来たことにエレボスは驚愕する

{ただでさえ大罪悪魔の私の力を使ってるのだからね。その上エレボスの力も失楽園なんて化け物に進化したんだから、、、転生者特典って凄いわね}

ベルもそう呟くのであった

「まぁ、急ぐか」

ドカン!

エレボスは扉を消し飛ばした

すると

「足止め役と潜入役か、、、この下となると俺達も入ることが禁じられた謎の場所か。ついでに俺も助けてくれないかなー」

奥からそんな声が聞こえてきた

「この声は!ふっ!」

ビュン

エレボスは一瞬でその声の元まで行き

「俺の仕事はお前を助けることだよ」

「はっ?!」

声の主にそう言った

「助けに来たぜ!メルト」

「エ、エレボス?!」

エモクロアで別れて以来の再会が今叶った

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