少女と女性
「、、、うん」
アヤカは少し考える そして
「私が母親として接するのはおかしいね」
そう言った
「貴方の母親はあの院長さんだもんね、、、私は貴方を生んでそれでバイバイしたからね」
「、、、助かります」
「さて、、、話したいことはいっぱいあるけどまずは元気に育ってくれてうれしいわ」
アヤカは笑みを浮かべてそう言う
「はい」
「そして、、、勇者の力に覚醒してしまったのね」
アヤカは悲しそうにそう言う
「、、、そんなにマズい物なんですか?」
「かなりね、、、院長さんの固有魔法がどう作用するのか」
「あー、、、なるほど」
「それで?今度は私に聞きたいことでもある?」
アヤメがそう言うと
「私のお父さんって本当に勇者カルト・ロマノフなんですか?」
アリアはそう聞いた
「ふふ」
それを聞いてアヤカは笑った
「あの子が勇者だなんて面白いわね、、、ええ、そうよ。貴方の父親はカルトだよ。そしては生みの親はこの私アヤカ・アリスベルよ」
そしてそう答えた
「ほぼほぼ確定だとは思ってたけどこうはっきりと母親から言われるとビビるなー」
「でも、、、あの子は勇者なんてそんな存在じゃないよ。ただの夢見がちの少年だよ」
アヤカは笑ってそう言う
「へぇー、、、どんな人なんですか?」
アリアがそう聞くと
「物語に出てくる勇者って感じかな。困ってる人が居たら自分の命なんか顧みずに助けちゃう。そんなことばかりするから私の回復技術が上がったんだよね。そしてあの子の戦闘技術も跳ねあがって、、、最終的には当時の聖騎士団長と副団長と同時にやりあって勝ってるからね。ちなみに当時の聖騎士団長は王司教と互角だから相当だね」
アヤカは懐かしそうにそう話す
「でも、、、そんな人だったから私は恋しちゃってこうなったのよ」
「、、、ここって冥界ならお父さんに会えるよね?なんであってくれないの?」
アリアがそう聞くと
「、、、まだ生きてるのよ」
アヤカはそう言った
「え?!」
「その件も合わせてアリアの出生の秘密を教えるわね。もう薄々察してるだろうけどどう考えても時間軸が合わないでしょ?」
「あ!そうだ!気になってたんだよ!どういうこと?」
「焦らない焦らない」
焦るアリアにアヤカはそう言う
「簡単に言うとあの子の固有魔法である
「クロノス」
「ええ、、、といってもあの子の固有魔法とアリアの固有魔法は似て非なる物だよ」
「そうなの?」
「ええ。貴方の固有魔法は0に特化してる。対してあの子のクロノスは+とーに特化している」
そうして勇者の秘密、そしてアリアの出生の秘密が語られる
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