話し合い
「ということで私達はヤマトに行ってその後は大人しくエクレアに会いに行ってセラフに行きますよ。1つぐらい寄り道しても良いでしょう?」
フレンがそう言うと
「、、、かなり無理な話だな」
ボルディアは苦い顔をする
「王女様ならわかると思うが
「王女じゃないです」
「は?」
「まー、私が王女だとして何ですか?」
「は?え、、、あー、、、、国の立場を考えてもらえばわかると思うけど流石にやばいんだよ」
フレンの言葉に戸惑いながらもボルディアはそう言う
「なるほど」
(これはマズいな。取りつく島が無い、、、さてどうするか?)
「やっぱり全員倒した方が良いだろ」
後ろからそんなカエデの声が響くが
ドカン
「ぎゃー!」
「もう一回説教した方が良いのでしょうか?」
エテルの魔法で撃墜された
「、、、どうします?お互い武力行使は本当の意味で最終手段ですよね?」
「ああ。間違いない、、、ただ俺達はすでに最終手段を選ぶことを考えている。それほどまでにこっちの上層部は焦ってるんだよ」
ボルディアは嫌そうにそう吐き捨てる
「無能な上司っていうのも厄介ですね」
「それが、、、今回は有能な上司である教皇様も連れて来いって言っていてな、、、残念だが俺はソフィア姉の言うことには従うって決めてるんだ」
「、、、さて」
(ここでド派手に戦闘はマズいな)
フレンは状況を鑑みてそう考える
「あのさフレンちゃん」
そんな中アリアが声を掛ける
「どうしたの?」
「ヤマトって確か今セラフ神聖国と揉めてるって言ってたよね?」
「っ!」
それを聞かされた瞬間ボルディアの顔が顰める
「、、、なるほど。立場的な問題もあるけど同時にヤマトに行かれること自体もヤバいのか」
そしてフレンも理解した
「、、、そもそもヤマトに行く理由ってカエデちゃんの里帰りだけだし行くのでカエデちゃんだけ行くでいいのでは?ぶっちゃけセラフに行っても問題無いでしょ?」
そしてアリアはそう言った
「あー、、、確かに」
それにフレンもそう言う
「私も構いませんよ?」
ジャンヌもそう言う
「私はむしろ歓迎しますよ」
エテルもそう返す
そして
「、、、私も良い」
カエデもそう返した
「、、、ふーーーー!!」
その答えを聞いてボルディアは大きく息を吐いた
「穏便に終わってよかった」
そしてそう言うのであった
(この子たち私達が子供達を人質するって思ってるみたいだけど、、、そんなことしねぇぞ?愚策も愚策だ)
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