カエデVSボルディア

「はっ!」

カエデは斬りかかった 

「っ!」

ガキン

(速い!)

カエデの素早い一撃ボルディアは驚く

「カグラの娘として恥じないな!」

そしてボルディアがそう称賛の声を上げると

「お母様の娘って言う色眼鏡で見てると死にますよ!」

カエデは少しイラついた様子でそう言う

「零月」

そしてカエデは斬撃を放つ

「おっつ」

ガキン

「零月、、、気配の消しが完全じゃないとはいえ普通に当時にカグラを上回ってるな」

「それはよかった!」

ガキン ガキン ガキン

カエデの猛攻がボルディアを襲って行く

「そろそろこっちも反撃しないとだな!」

ガキン

「ライトニングスラッシュ」

光速の剣がカエデに襲い掛かる

キン

「おっ!」

しかしその斬撃はカエデの剣によって阻まれそのままカエデは大きく弾き飛ばされた

だがそれは

「受け流したか」

ボルディアの一撃を完全に受け流した証拠であった

そしてカエデは弾かれた勢いで建物の壁に足を付けると

ドカン

「月凰流・月朱雀」

超加速でボルディアに斬りかかった

ガキン!!!

「やばっ!」

その威力にボルディアは驚愕する

そしてあまりの威力にボルディアの防御に隙が生じた

「月凰流・月双翼」

カエデは左手に炎・雷・風の3属性を束ねて一振りの刀を疑似的に生成した

そして

ガキン ガキン ガキン

「っ!!」

すさまじい連撃を加えた

「ぐぅ!」

徐々にボルディアの防御が解けていく

そして完全な隙が出来た瞬間

「月凰流・一夜永月!」

左手の刀と右手の刀が合わさり一振りの魔刀がボルディアを切り裂く

「させるかよぉ!」

「え?」

ドカン!!!

「ぐぅ!」

突如ボルディアから放たれた爆発によりカエデは距離を取らされた

「あの威力の爆発は、、、まさか」

カエデは今の爆発の原因をすぐに看破した

「イフリート!クソが、、、助けられちまった」

ボルディアはそう吐き捨てる

「あのガキ、、、当時のカグラよりも遥かに強いぞ」

ボルディアの背後から男っぽい熱い精霊が現れた

「炎の六大精霊、、、出てくるとはな。まー、準備運動はもういいだろ。エテル!2対1なら勝てる。手伝え」

カエデはそう言って笑みを浮かべる

「、、、」

しかしエテルは何も言わない

「え?ちょっと?!」

カエデがエテルの方を見ると

「いや、、、何市街地で戦闘してるんですか?馬鹿なんですか?民間人の被害考えましょうよ。私だってユグドラシルで戦った時はその辺一応考えましたよ」

エテルは心底ドン引いた目でカエデを見ながらそう言った

「え?、、、え、、、えっと?その辺気にするの?」

「あのガキめっちゃまともだな」

「だな」

そう言ってボルディアは剣を仕舞うのであった

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