最大の味方と最大の敵
「おかえり、アリア」
ビリアンは心から嬉しそうにそう言って手を広げる
「ビリアン様」
ドン
アリアはビリアンの胸に勢いよく飛び込んだ
「ぐふっ!」
アリアの突進の威力にべリアンは変な声がでるが
「おかえり」
そう言って抱き締める
「はい!」
2人は再会を喜び合う
「、、、ハジメに会いたい」
「あ、、、えっと、よしよし」
泣きそうなエテル頭をフレンは撫でる
「、、、」
(私も会いたいなー)
そしてジャンヌもそう考えるがそれを表情には出さなかった
「さて、、、カエデさん」
アリアを抱き締めながらビリアンはカエデを見る
「はい」
「アリアの旅について行ってくれてありがとう」
「いえ、私自身に利益のある話でした。実際想像以上に成長の機会がありました、、、、それに友達との旅って楽しいんです」
カエデは笑みを浮かべてそう言った
「そうか、、、この街を出た時は2人だけだったのに今は5人か」
ビリアンは後ろの3人も見て考え深そうにそう言う
「右から大罪司教から目を付けられてる王司教クラスの双剣士、エモクロアの王女、なんか大罪司教に目を付けられてる獣人です」
「、、、おう。エモクロアの王女か」
フレンの存在にビリアンは動揺する
「まー、気にしなくていいですよ」
「お、おう、、、大罪司教に目を付けられてるのが2人はやばくないか?」
続いて大罪司教に目を付けられてるエテルとジャンヌにそう言う
「しかも怠惰の大罪司教です」
「ヤバすぎないか?!」
「そのうえエテルは怠惰の大罪司教にとんでもない恨みを持っています」
「、、、マジか」
「後、、、いや、流石にこれは後で話すか。聞かれるとまずい」
「まだあるのかよ?!」
「はは、、、はは」
カエデは乾いた笑いを吐くのであった
「ビリアン様!みんなはどこにいるんですか!」
2人の会話後割ったのを見てアリアがそうビリアンに聞くと
「あー、それなんだが
ビリアンが言い終わる前に
「4人とも問題です」
カエデが4人の問題を出す
「「ん?」」
「私達はいきなりこの街に来ました。そして私達がこの街に来てすぐに兵士の人が叫んでその後すぐに花火が上がりました、、、どういうことでしょうか?」
「え?、、、みんなが歓迎してくれてる!」
アリアは可愛らしい答えを出すが
「「、、、あっ!!!」」
残りの3人は気が付く
「「そんないきなり花火が上がるなんて用意が良すぎる!」」
花火がすぐに上がるなんてどう考えてもおかしい まるで近いうちに街に来ることが分かっているような
「つまり、、、待ち伏せされてるってことだ!!」
そう言うとカエデは
「大和乱舞!!」
大教会の開いた扉目掛けて魔法をぶっ放した
ドカン!
それは中で爆発し
「ホーリーカノン!」
お返しとばかりに中から光の魔法砲が飛んで来た
「アヤメカグラ!」
ズバン!
それをカエデは切り裂く
「嘘だろ?!防がれると思ってたがここまで楽に行けるとはな?!」
そしてそんな男勝りな声と共に1人の女性が大教会の中から出てきた
「、、、嘘だろ」
「嘘でしょ?!」
その女性の顔にカエデとフレンは唖然とする
「「聖騎士団長、ボルディア・エルピス!!」」
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