旅路とフラグ
王城を出て9日後
「あと少しでバランに到着するよ!」
馬車の上でアリアは嬉しそうにそう言う
「私も少し楽しみだな」
それにカエデもそう呟く
「セラフ教の大司教か」
「色々と話が聞けそう」
そしてエテルとジャンヌは各々の目的達成に近づけることに微笑む
「さて!どうなるか!」
馬車は進んでいく
「、、、ところでさ」
馬車を引くフレンは口を開き
「聖騎士がバランに常駐してましたってなった場合はどうするの?」
そう言う
「おっ!フレンもその問題に気が付いたか」
それにカエデが嬉しそうに反応する
「聖騎士隊長とかそのレベルは流石に戦力の大きさからして常駐はしていないとは思うが、、、副隊長ぐらいだったら常駐してるかもだな」
そしてそう自身の考えを明かした
「なるほど、、、あれ?じゃー、今から私たち敵地にツッコむってこと?え?!」
それを聞いたアリアは焦るが
「大丈夫ですよ」
ジャンヌはそう言う
「え?」
「この戦力ですよ?」
「え?」
「そもそもエテルさん1人で副隊長確殺できますし」
(それどころか部隊一つ壊滅させてる)
エテルの強さを知っているジャンヌはそう言う
「、、、え?」
「そうですね。余裕です」
「エテルって王司教と同格の強さなんでしょ?それって聖騎士隊長でも倒せるってことでしょ?」
「だろうな、確か聖騎士隊長って君主には勝てるけど王司教はきついって言うのが通説だから副隊長とそれに率いられる部隊が居るとしてエテル一人で倒せるだろ」
ジャンヌの言葉にカエデもそう言う
「正直聖騎士副団長が来てもどうにかなりますね、、、団長のボルディアが居たらさすがにマズいですけど」
「そういえばジャンヌちゃんってどれくらい強いの?」
フレンがそう聞くと
「うーん、、、フレンちゃんの戦ったら確実に負けるぐらい」
ジャンヌはそう答えた
「それって」
(エテルちゃんの戦闘になるってことか)
その答えにアリアはジャンヌもエテルには及ばないが計り知れない力を持っていることを理解した
「絶対の防御と回復を持つ私と全てを切り裂く刃と指揮官の才を持つカエデちゃん。最強の存在であるエテルちゃんに最強の魔導剣士のフレンちゃん、そして同等のジャンヌちゃん、、、とんでもない戦力だなー」
自分達の戦力に思わずアリアはそう呟くのであった
「だな。ま、聖騎士団長でも居ない限り問題無いんだから気楽に行こう」
ということでバランには
「団長!部隊の配置完了しました!」
「よし!勇者一行を盛大に向かい入れよう!私とその直属部隊で!」
9日前にサフランから来た連絡によりセラフ神聖国聖騎士団長ボルディアとその直下の部隊
「アデル第一部隊長も準備完了だそうです」
「団長と隊長が居るってとんでもない過剰戦力よね」
そして聖騎士第一部隊長のアデルとその部隊もバランに居た
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます