晩餐の始まり
「お初にお目に掛かりますアリア陛下」
部屋に入ると王女であったフレンがすぐにそう言いながら頭を下げる
「「お初にお目に掛かります」」
そしてそれに続いて4人も頭を下げる
「そんなかしこまらなくていいですよ」
女王アリアは頭を下げる
「ということで全員席に座ってくれ。食事の味は保証する」
そしてロンドがそう言った
「「はい!」」
そして晩餐が始まるのであった
晩餐が始まり10分後
「「美味しい!」」
フレンを除く4人は料理のおいしさに思わず声を上げる
そして
「す、すごい」
フレンは料理の完成度に唖然としていた
「そんなすごいの?」
アリアがそう聞くと
「味もそうだけど、組み合わせも国の独特性も、、、その他全ても素晴らしい水準だ」
フレンはそう目の前の料理たちを評価した
「ふふ、そんなに言ってもらえるなんて嬉しいわ」
「でも、、、これ本来の宮廷料理じゃないですよね?」
「おっ!よく気が付いたわね」
フレンの指摘に女王アリアは嬉しそうにそう言う
「宮廷料理というよりも、、、家庭のご馳走料理って感じですね」
「ええ。正直、宮廷料理よりもこっちの方が味も食べやすさも上なのよね」
「エモクロアでも同じだろ?」
女王アリアの言葉にロンド持つ追随する
「エモクロアでもそうなのね」
「はい」
(ロンドさんにそう言う料理を母さんが出すとは思えないからフェルトさん経由だろうな~)
フレンはそんな闇を感じるのであった
「さて、、、そろそろ真面目な話をしましょうか」
そんな中女王アリアがそう言った
「「っ!」」
その言葉に5人の背筋が自然と伸びる
「私の父親がカルト・ロマノフだってことは全員理解してるわよね?」
「「はい」」
「そしてアリアさんの父親も同じだと」
「っ!はい」
「さてさてこれはどうゆうことかしら?ロンド?」
女王アリアがそう聞くと
「昼に話した通りです。私の口からはこれ以上何も言えることはありませんよ」
ロンドはそう返した
「この国の根幹に関わる重大な危機なのに?」
「陛下。この一件は陛下のご想像を遥かに上回る危機です。かなりあり得る話で最悪魔国が全力で動きます」
「、、、今までの信用が無ければ即座に拷問に掛けてたわよ。美食の盗賊団とも関わりがあるとか怪しいにもほどがあるでしょ」
女王アリアはそう言って追求をやめた
「、、、どんだけ顔があるんですか?」
「カメレオンか?」
「なんか悪女みたい」
「いつか刺されそう」
「まともな死に方しないな」
そして5人は口々にロンドを詰った
((大臣と魔教師教と盗賊団と関わりあるって))
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