晩餐へ

「そういえば食事のマナーってどうすればいいんだろ?!」

廊下を歩きながらアリアはそう言う

「フレンちゃん教えて!」

そしてフレンにそう泣き付くと

「いつも通りの食事の仕方で大丈夫だよ。正式なものではあるけど堅苦しい感じな雰囲気ではないし。そもそも、、、こんな着飾る必要があるとは思えなかったけど」

「そもそも女王とロンドさんだけだろ、、、なんでこんな着飾る必要が?」

カエデが不思議そうにそう言うと

「ロンドさんが今後のためにってそういう形式にしたらしい」

ジャンヌがそう返した

「魔教司教って信じられない、、、いや007は司教ではないのかな?」

そうエテルが口にすると

「俺が魔教司教のことをあまり口にするのはやめてくれ」

「あ、ロンドさん」

後ろから来たロンドがそう話しかけてきた

「後ろから聞こえてたけど食事のマナーとか気にしなくていいよ。後、服装の件は確かに君たちの今後のためって言う意味もあるけどこっちもちょっとね。公式に勇者パーティーと女王が出会ったという感じにしたいから」

「「あー」」

ロンドの説明に5人は納得した

「今後君達はそう言うしがらみに取り込まれるだろうけど困ったらこの国を頼れ。エモクロアと、、、魔国も助けてくれるだろう」

「魔国には頼りたくない、、、信じれない」

「エテルがそう言うって、、、よっぽど、、、頼るならサフランかエモクロアだな」

そのような会話をしていると

「着いたぞ」

大きな扉の前に辿り着いた

「うわぁ、、、大きい」

アリアは扉を見上げてそう呟く

「エモクロアにもこのレベルの扉は無いな」

フレンもそう呟くが

「エモクロアはすでに完全な大国として成り立ってるからそう言うの要らないからないんだよ。逆にここはそれがまだ不安定だからこんな感じで威厳を出してるんだよ」

ロンドは少し恥ずかしそうにそう言う

「なるほど」

(だとしてもかなりの物だぞ?内政ガタガタとは言っていたが十分大国だろ)

カエデはそう考えるのであった

「さて、、、行こう」

ガガガ

ジャンヌが扉を開ける

「ようこそ、、、サフラン王国へ」

扉が開くと奥に綺麗な服を着た狐の獣人が椅子に座りながらそう言って来た

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