エテルとアスタロト

「ふわぁー」

街のスラム街から出てきたエテルは眠そうに欠伸をする

(これで2か月の対価は得れた。カエデとフレン以外の前では避けたいからね。こういうの)

そう考えていると

{随分と成長したわね。そこまで考えられるなんて}

アスタロトがそう声を掛けてきた

{っ!なんで思考を!}

{心が荒れすぎだからよ、、、そんなにベルフェのことに苛立ってるの?}

アスタロトがそう聞くと

{はい}

{、、、過去より今を見なさい。ハジメにもう一度会いたいでしょ}

{生きてるんですよね?}

{ええ。今も元気に烏龍茶を飲んでるわ}

エテルの問いにアスタロトはそう返した

{ハジメ好きだったからなー、、、そういえばハジメってどこで私を拾ったんだろ?}

{川で洗濯してたら大きな桃が流れてきてその中に入っていたって言っていたでしょ?}

{子供じゃないんだからそんな話もう信じてませんよ}

エテルが頬を膨らませてそう言うと

{まだまだ13歳の子供よ、、、ハジメもさっさと娘を迎えに来なさいよ}

アスタロトはハジメに憤りを見せる

{、、、なんで来てくれないんですかね}

{、、、本人に会って聞き出しなさい}

(言えるわけないでしょ、、、あんなこと)

アスタロトが過去のことを考えていると

{、、、過去を見るなと言われてもベルフェはいつか必ず復習します}

エテルも過去の怨恨に怒りを見せる

{、、、、、、、}

それをみてアスタロトは考え込み

{、、、少しだけベルフェを手伝うか}

{はぁ?!}

いきなりのアスタロトの発言にエテルは憤りを見せる

{エテル、、、貴方、アスモとベルフェが嫌いなのよね?}

{え?あ、はい。アスモはなんかクソ親みたいですし、ベルフェはいわずもなが、、、アスモは大嫌い程度ですよ?}

アスタロトの質問にエテルがそう答えると

{まず、、、貴方から父親ハジメを奪った原因はベルフェにあるわ}

アスタロトはそう言った そして

{だけど、、、あなたからを奪ったのは別の存在}

{っ?!}

アスタロトは話す エテルの最大の敵を

{あなたから母親あの子を奪ったのはレヴィよ}

{レヴィって、、、嫉妬の大罪司教様?!}

{ええ。ベルフェはまだ話が通じる可能性があるし、、、貴方に致命的な害を加えることはない。だけどレヴィはそうではない、、、必要とあればアリスの命令ガン無視であなたを排除しかねない。ハジメが目を光らせているからそれは出来ないけどね}

{、、、大罪司教に碌な人いないんですか?}

エテルが思わずそう言うと

{大罪を司る司教よ?ベルフェは怠惰の道を選んで最も怠惰から遠い存在に。アスモは色欲に溺れながらも最も純情で優しい女の子。レヴィは最も嫉妬に遠い存在であれるほど才能にあふれていながらもベルフェとハジメの両方に嫉妬しているかわいそうな存在。サタとベルゼもそれぞれ、、、アモもそのうち}

アスタロトはそう言うのであった

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