状況整理

「、、、さて。状況はある程度分かった。マジでベルフェさん俺に迷惑しか掛けないな。フェルトが嫌ってる理由が深く理解できるな」

ロンドがそう吐き捨てると

「え?私達は」

「理解できてないんですけど」

フレンとジャンヌは状況が全く理解できていなくそう言う

「それが」

アリアが説明しようとして

「、、、ちょっと待って?!」

気が付く

「カエデちゃん?」

「ん?どうした?」

「フレンちゃんの本当の家名って覚えてる?」

「え?スサ、、、ちょっと待ってくれ?!!」

カエデも理解した

「、、、エテルちゃん?落ち着いて聞いててね。フレンちゃんの家名って本当はヱンディーじゃなくてスサノオなんだけど心当たりある?」

そして恐る恐る聞くと

「、、、とある国のスサノオって海神や嵐神、英雄神、冥界神といったいろんな分野、、、纏めれば下界の神である荒々しい神様だってそれこそ昔ハジメに教えられた」

エテルはそう返した

「え?私の家名がどうしたの?」

フレンが首を傾げる

「それが、、、

そしてアリアは今までのことを2人に話した






「、、、あのさ。ツクヨミもアマテラスもとある国の神様だよ?」

全ての話を聞いたフレンはそう言った

「「え?」」

「ツクヨミは月の神、アマテラスは太陽の神だってお母様が言ってた」

「、、、流石にこれはなんかあるな」

「だよね」

「、、、」

カエデ、アリア、エテルはエテルの話に驚愕する

そして

「あの、、、ロンド様」

ジャンヌはロンドに近づき

「        」

耳元で何かを言った

そして

「、、、正解」

ロンドはそう言った

「勇者の運命力ってここまでなのね」

ジャンヌはそう吐き捨てる

「というかエテルって初代皇帝の娘?!」

ふとカエデがそのことに気が付く

「あ!ハジメ・ツクヨミだからエテルの育て親のハジメと同一人物っぽいよね。そもそもエテルの育て親もツクヨミだしね」

「あれ?」

(そういえばジャンヌって私と子供の頃に会ったんだよね?)

エテルはジャンヌの話を思い出した

「そもそも私って13歳なの?」

「、、、魔国に行くしかないか」

カエデはそう呟く

「「っ!」」

「ロンドさん、、、伝手ありますよね?ベルフェのこと知っている様子からして」

カエデがそう言うと

「あるけど俺は繋がないぞ。多分これベルフェの弱みだ、、、それに近づきたくない」

ロンドはそう返した

「そうですか、、、となるとフェルトさんが有力か」

「通してくれるかな?」

「ロンドさんが言うにはベルフェのこと嫌ってるみたいだし行けると思うな、、、というか、ロンドさんって王司教フェルトの部下ですか?」

「「っ!」」

全員が息を飲んだ

「ん?まぁ、そうだな。形式上は部下だな」

「、、、悪魔教団の侵食具合に泣けてくるな」

「悪魔教団、、、なんか内紛になりそうだな」


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