色惰のエテルの憤怒
「、、、待って。最強の大罪司教と悪魔教団の長とヤマトの皇帝の家名が同じ?!」
エテルは事実を口にし驚愕する
「、、、ハジメ・ツクヨミ。初代皇帝の名前、、、記憶にあるか?」
「ハジメ、、、うっ!」
カエデの言葉にエテルは頭を抱える
(頭が、、、痛い!)
そして、、、鍵が開いた
「、、、そうだ。私の父親はベルフェ様じゃない。ハジメだ、、、ハジメだ」
エテルの脳裏には紫髪紅眼の美少年との暖かい思い出が浮かんだ
「あの日、、、私が教会の人に襲われたとき、、、その時に初めてベルフェ様に私は会ってる。そして、、、その時にベルフェ様に記憶をいじられて育て親だと思わされてた、、、そしてサタ様に助けられて私が苦しまないようにって記憶を封印してくださったんだ」
そしてそれと同時に
「私から家族を奪ったうえ、、、記憶をいじるなんて、、、、あの、、、クソ大罪司教が!!!!!!」
ベルフェへのとんでもない怒りがあふれ出し
ゴゴゴ
憤怒によってエテルの魔力は暴走を始めた
「っ!」
(魔力量8万?!魔解していないときは6000程度だったのに?!)
実際問題暴走している魔力はそこまで激しいものではない しかしこの世界の普通の人間の魔力量は下位聖騎士ですら1000である その80倍ともなれば
「何事だ?!」
突如空間が割れそこからロンドと
「こんな禍々しい魔力感じたことない!」
「ベルフェ以上ですよ?!」
その後ろからフレンとジャンヌが現れた
「それが!エテルの封印されてた記憶がいきなり戻って!」
アリアがそう言うと
「エテルの記憶、、、っ!ベルフェさんの仕込んだ支配システムか!!」
ロンドはとんでもないことを口にしながらも
「大丈夫だ。すぐに収まる」
冷静にそう言った
そして
「う、、、うぅ」
言葉通り徐々に魔力の暴走が収まっていく
「っ、、、、あれ?なんか急激に怒りが」
そしてエテルは平静を取り戻した
「だ、大丈夫?」
アリアがそう聞くと
「は、はい、、、急に怒りが、、、あっ、アスタロト様のお力か」
「、、、随分と世話焼きなのだな契約してる悪魔」
「とてもお世話になってます、、、ただ」
{アスタロト様!!あなた、、、ハジメさんのこととか知ってますよね!!}
エテルはアスタロトに念話で詰め寄る
{、、、ええ。知っているわ。全部ね。ただ教える気は無いわ。禁忌に触れかねないというのもあるけど、、、それ以上にこれは貴方が旅をして大人になっていく過程でゆっくりと一歩づつ進んで知るべきもの、、、ただ、唯一は話せることと言えば、ベルフェの一連の行為をベルフェはアリスに色々とごまかして話してるからこのことを話せば何か進展があるかもということとハジメは今も生きてるってことだね}
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます