物語は広く弱火で燃え上がる
ドカン!
「ごへぇ!」
アリアはいきなり腹部に走った衝撃によって目覚める
「な、何?!」
そして起き上がると
「おはよう」
カエデが立っていた
「こ、ここは?」
アリアがそう聞くと
「ここはサフラン王城の医療室、、、ベルフェに襲われた後に王国兵が来てみんなをここに運んでくれたんだ」
カエデはそう答えた
「、、、ジャンヌちゃんは?」
「無事、、、そして当分の間ベルフェは襲ってこない」
「よかった、、、でも、なんで?そもそもなんでベルフェちゃん捕まってないの?」
アリアがそう聞くと
「私がちょっと交渉したんだ、、、エモクロアで手に入れた情報が無かったら積んでた。運が良かった」
カエデはそう言って隣のベッドに歩を進める
「あ、エテルちゃん」
アリアの隣にはエテルが寝ていた
そしてカエデは
「はっ!」
ドカン!
エテルの腹を殴った
「ごへぇ!」
エテルはいきなり腹部に走った衝撃によって目覚める
「な、何?!」
そして起き上がると
「おはよう」
カエデが立っているのである
(なるほど、、、なるほどぉ)
アリアはそれを見て全てを悟った
「ということで女王陛下は昨日の事件で忙しいから夜に食事会として謁見するらしい」
カエデは4人にそう告げる
「わかったよ、暴力侍」
「わかりました、イカれ女」
「了解、脳筋娘」
「はい、クソ女」
そして4人は笑顔で了承した
「早くヤマトに行きたいなぁー」
「そうですねぇー」
「だね」
「ですね」
「私以上にお母様は頭のネジ飛んでるから意味ないな。流石にアヤメに手を出した時はガチギレされたけど、、、あの時はマジで怖かったな」
「なんでこんなクズが勇者の覚醒をしているのかベルフェ様に聞きたいな」
エテルがそう言うと
「頼むからベルフェにだけは関わらないで。あれは人じゃない」
カエデはそう返す
「、、、ベルフェって神聖術式と精霊術式使えるのか?」
そしてふとエテルにそう聞く
「は?使えるわけないでしょう?」
それにエテルは怪訝そうにそう返す
「神聖術式は神印が無くては無理ですし、精霊術式も精霊が居なくては、、、邪精霊とかならありえなくはないですけど、、、聞いたことないですね。奥の手で隠し持ってる可能性もあり得ますけど、、、考えられませんね」
そしてそう説明した
「ふーん」
そしてそれを聞いたカエデは
「エクレアに頼んでみるか」
そう呟くのであった
アーデン魔国 王の間
「ということでアリス様。いかがでしょうか?」
エクレアはアリスにそう言う
「、、、貴方の要求を全て飲まさせて頂くわ」
そしてアリスは大きな笑みを浮かべてそう言った
「ありがとうございます」
「ところでエクレアさんはサフラン王国への販路もあるのよね?」
「ええ」
「、、、サフランの内乱どう思う?」
アリスがそう聞くと
「エレボス次第ですね、私は」
エクレアはそう返すのであった
(一応、カエデの動きも関わるわね。唯一盤面を入れ替えれる存在だからね)
同日同刻カエデとエクレアはお互いのことを考えていた
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