007の最古参

「ジュースだ」

ロンドは5人の前にジュースを準備する

「「ありがとうございます」」

「それで?どこでアリア様、、、2人居てめんどくさいな。女王陛下が勇者カルトの血を引いていないってことを知ったんだ?」

ロンドは椅子に座るとそう聞く

「「っ!」」

「本当に引いて無かったのか!」

カエデは驚愕の声を上げる

「このことは女王陛下にも言うなよ?」

「え?女王様も知らないの?!」

ジャンヌが唖然とした様子でそう言う

「ああ、、、ちなみにこのことを誰かにしゃべったらエモクロアとフェルトが繋がってることバラすからな」

「「っ!」」

ロンドの脅しに5人は息を飲んだ

「え?フェルトって確かべ、ベリアル王司教の本名、、、あの悪名高い」

「そんな化け物が、、、」

エテルとジャンヌは驚愕と恐怖を覚えた

「、、、なんでフェルトさんから聞いたってわかったんですか?」

アリアが目を細めてそう聞くと

「だってこのこと知ってるの俺とフェルトだけだからな。俺が話してないならフェルトが言う以外知れるわけないだろ」

ロンドはあっさりとそう返した

「、、、王司教と知り合いってロンドさん何者ですか?」

フレンがそう聞く

「、、、エテルちゃん。君は悪魔教団についてある程度知識があるな?」

「ええ」

「007についてはどこまで知ってる?」

「ベリアル司教が統括するアリス様の親衛隊兼魔国の諜報機関、、、それだけです」

エテルがそう答えると

「007・2代目隊長、、、この意味は分かるか?」

ロンドはそう言った

そして

「、、、は?」

エテルの顔は真っ青になった

「え?それってつまりロンドさん魔教司教ってことですか?」

アリアがそう言うと

「そうだな、、、ただ、君たちが思って存在じゃないぞ?」

ロンドはそう返した

「どういうことですか?」

「魔教司教の一部にも言えることだが特に007は悪魔信仰に一切興味ない。俺も力が欲しかったってだけだからな」

「な、るほど?」

「まー、何が言いたいかというと、、、悪魔の狂信者と思うのはやめてくれ」

「「は、はい」

エテルを除く4人はそう頷く だが

「何が狂信者だと思わないでくれですか、、、007の方が悪質なのに」

エテルだけは体を震わせてそう呟く

「007はアリス様かベリアル司教か、、、あなたの超狂信者じゃないですか」

「いや?最近はアリエルの信者もいるぞ?そもそもあいつは独自の部隊持ってるし。いやー、優秀な跡取りが居てよかった」

「っ、、、カエデ。この人は下位の大罪司教と同等の危険度がある。頭のキレが違いすぎる」



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る