デジャブ

「次の方、どうぞ」

関門職員が戦闘の少女達を呼ぶ

「はい。ギルドカードです」

戦闘に居た黒髪の少女がギルドカードを渡す

「確認します、、、ん?!!」

職員は少女のギルドカードを見て絶句する

「カエデ・サンモンジ、、、え?」

「あー、私は貴方の想像通りの人間ですよ?今回はこの国の女王陛下にご用があって参りました」

カエデはそう平然と言うが

(いや、、、貴方最重要指名手配されてるんですよ?!こんな堂々と来ないでくださいよ?!!)

職員からすればいきなり超特大の爆弾が目の前に跳んできたようなものである

「って!これエレボス様の時も全く同じことになってた!なんなの?!」

関門職員はそう叫ぶ

「それで?入って大丈夫ですか?ダメと言うなら、、、特に何もないな」

「あ、何もないんですね?!!」

(エレボスよりまマシだった)

カエデの恐ろしくない返しに職員は安心する

「あ!だったらこの国の王家の血筋が怪しいってことばらまくのが良いのでは?」

「あー、確かに。勇者の血筋じゃないってことばらされたらまずいだろうしそれで通れるね」

「えげつない脅しね」

「え?なんですかその爆弾情報」

しかし後ろに居たアリア達がエレボス以上の爆弾発言をする

「、、、、、は?」

関門職員は絶句する

「さて、ここでこの人にに連絡を取ってくれ。私の名前を出せば通じるはずだ、、、って言える相手が居ないのだけどまー、入っていいですよね?」

そんな職員に一切の罪悪感も沸かずカエデは淡々とそう聞いた

「え?え、、、え?」

そして関門職員はそれに困惑の極みで答えられない

すると

「もう少し穏便に来てくれないか?」

「え?」

「あっ!」

「「ロンドさん(様)!」」

狼の獣人が現れた

「誰?」

カエデがそう呟くと

「エモクロアで私にお茶奢ってくれたおじさん」

アリアはそう答えた

「、、、この国の経済大臣なんですけど?」

それにジャンヌがあきれた様子でそう呟く

「「え?」」

4人は言葉を失った

「だ、大臣、、、このどう考えてもヤバい子供とお知り合いだったのですか」

職員がそう言うと

「ああ。絶対に詮索はしないでくれ」

ロンドは職員に近づき

「これはお詫びさ好きに使ってくれ」

そう言って金貨を1枚渡した

「っ!!」

「それじゃー、、、騒ぎになる前に我が家に招待しよう」

「「は、はい」」

ロンドと5人はロンドの家へ向かうのであった

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