新たな謎

アリア達がサフラン王国に入ってから十日目

「のどかだねー」

「だねー」

5人はゆっくりとした馬車の旅をしていた

「もうすぐで王都に着く予定だからやっとベッドで寝れるな」

「おー!」

「馬車寝の方が私は好きですけどね」

そんな感じで平穏な空間が過ぎていた

だが物事は突然起こる

{あ、エテルー!元気かー} 

「っ!」

{エレボス?!}

あまりにもいきなりの連絡にエテルは驚愕する

{今どこにいる?}

{もうすぐサフラン王都へ着く予定です}

エレボスの問いにエテルはそう言う

{王都?なんで王都に?}

{それが、、、

エテルは話した後の状況を話した





{なるほどな、、、ジャンヌの奴やさしい声してえげつないことやるな}

報告を聞いたエレボスはそう呟く

{それでエレボスはなんでここ数日連絡が取れなかったんですか?}

今度はエテルがそう聞くと

{それがな、、、まー、特殊な場所にいてな}

エレボスの返答は歯切れが悪かった

{ひとまず、、、俺は当分そっちに戻れない。だから好きに動いてくれ}

{えぇ?!また、、、別れるんですか}

エテルが悲しそうにそう言うと

{ごめんな、、、ただ、流石に想定外すぎる事態が起こった}

エレボスは少し焦った様子でそう言った

{エレボスさんはこれからどうするんですか?}

{     に行く}

{、、、は?}

エレボスの答えにエテルは絶句した

{あ、頭どうかしたのか?!}

{元々どうかしてるから今更変わらない、、、エテルはエテルの目的で動いてくれ。そもそも俺達別に目的はなかったわけだし。俺は世界を旅するための準備だからな}

エレボスはそう答える

{、、、そうですか。それじゃー、私もセラフに近づいてセラフについて学んできます}

そしてエテルもそう答えた

{頑張れ、、、あと、、、カエデ以外には情を持つな}

{え?}

{じゃー、またな}

{えぇ?!}

こうして会話は終わった

「えぇ」

(なんなのよ)

エテルが困惑の極みに居ると

「見えてきた!」

アリアの声が耳を揺らした

「王都、、、あれが」

(今はエレボスの言葉は片隅に置いておこう)

「さて」

こうして5人はこの世界で2番目に混沌とした場所に辿り着くのであった

「アリア・ロマノフ、、、フェルトさんの言うとおりなら私の血縁が居る、、、そしてそれが女王様と、、、孤児なんだけどなー」

そしてアリアは意思を固めるのであった

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