役割

次の日

「さて、出発!」

「「おー!」」

カエデの号令にエテル以外は声を上げる

そしてエテルは

ヴァーン

風を操り法螺貝を吹いたような音を鳴らした

「「え?!」」

「なんかやりたくなった」

「そ、そう」

そうして5人は出発するのであった




(あれ昔にエテルに見せた一発芸だよな、、、記憶の封印が緩んでるのか?)

影に潜むベルフェは顔を顰めた




「そういえば私達ってもう完全パーティだよね」

場所に揺られながらアリアはそう呟く

「そうだね」

それにフレンが同意する

「だったら私達の中での役割とか色々決めないと不味くない?」

「家事全般は私がやる」

エテルがそう言うと

「流石に1人はだめだよ」

「そうだよ。分担しないと」

「そうです」

アリア・フレン・ジャンヌはそう口を揃えて言う

だが

「それが1番良い」

カエデだけはエテルに家事全般全て任せる事に賛成した

「エテルの他じゃ差があまりにも大きすぎる。食事はもちろん、服の洗濯ですら仕上がりにとんでもない差がある。流石にそれはまずいしいやだ、、、それにエテルが自分との差にストレス溜まりそう」

「「、、、」」

カエデの言葉に

「「エテルママこれからよろしく!」」

3人はそう笑みを浮かべてそう言うのであった

「ママって、、、母乳は出ませんよ?」

そんな3人にエテルはそう冗談を言うのであった 

だが

「あー、私の魔法で母乳出せるようにできるよ」

フレンが爆弾発言をした

「「は?!」」

その言葉にエテルを除く3人が絶句する

「な、何その魔法?!」

「何に使うんだ?!」

「えぇ」

各々がそう反応を示す

「あと、男性のナニを生やす魔法とかも」

「「え゛?!」」

3人は困惑の極みであったが

「あー、なんかそんな魔法あった気がしますね」

エテルには驚きが無かった

「「、、、えぇ」」

「それよりも鍜治は私がやります。馬を走らせるのはカエデさんがやる。残りの3人はその、、、なにを?」

「「、、、」」

「、、、いや!私は別にいいんですよ!ただ3人が精神的にきついかなって思って」

エテルは爆速で弁明する

「そこは問題ないわよ。エテルは私達を裏切ったこととエモクロアで迷惑かけた贖罪。私はパーティーのリーダーとして動いてるだけ。気にしなくていい」

するとカエデがそう言った

「、、、裏切っては無いんですけどね」

(というかリーダーって自覚あったんだ)

「それでも手伝えることは手伝うからね!」

「「うん!」」

「だったらひとまずウマの引き方は教えるか。3人とも馬に乗ることは出来るでしょ?ならすぐだし!」

「「はい!」」

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