物語は重なり進む
「にしても、、、こんないきなり勇者覚醒者とであうことになるなんて、、、驚きだねー」
ふとアリアがそう呟く
「そうだな。まさか最後の1人がこんなあっさり見つかるなんてな」
それにカエデがそれに頷く
「最後の1人?4人目見つかったんですか?」
そして最後の1人という言葉にエテルは首を傾げる
「え、、、いや、忘れて」
(エテルが勇者候補だなんて言えないな)
「、、、まー、いいか」
しかしカエデの反応を見て気にしないことにした
「私はみなさんのことを聞いてから旅に出て探し始めて2か月だったのであっさりではなかったですよ。捕まった時はどうなるかと恐怖しましたがエテルちゃんのお陰で助かりました」
「そう言えばエレボスとはどこで合流する予定だったの?」
カエデがそう聞くと
「悪魔の系譜の問題で念話で連絡取れるから」
エテルはそう言って
{エレボス―!}
念話をエレボスに掛ける
{、、、}
だが
「あれ?」
「どうしたの?」
{エレボス?エレボス?}
{、、、、、、}
「返信が無い」
エレボスからの返信が無かった
「「え?!」」
「だ、大丈夫なのか?!」
カエデがそう聞くと
「ま、待ってね」
{アスタロト様どういうことでしょうか?!}
エテルは敬愛するアスタロトに今の状況について問うと
{私にもわからないわ、、、ただ、ベルフェゴール様曰く心配しなくても言いそうよ}
アスタロトはそう返した
{あと、この状況についてベルフェゴール様に伝えたから安心しなさい。そのうち返事が返ってくるわ}
{はい}
「うん。なんか問題ないらしいから気にしないでおこう」
「え?あ、そう」
「なんかこの国来てから閉まらないなー」
アリアはそうぼやくのであった
「でも、これでこの国でやることの1つは片付いたからあとはアリアちゃんの目的である王都潜入と行きましょう。ただでさえ勇者という名目があるのにさらに美食の盗賊団から1人救って拠点も潰したんだからすんなりいけるでしょうね」
そしてフレンがそう言うと
「ここから王城までですと、、、馬車では3週間ですね。砂漠地帯などでは私の知識が役立つと思いますよ」
ジャンヌがそう言った」
「それは助かるよ。じゃー、今日はここで休もう。雨風しのげるし寝具残ってるみたいだから久しぶりにベッド使える」
そしてカエデがそう号令をかけた
「エレボスの、、、転生者の影響がここまで出るとはな」
影の中でベルフェは少し驚いた様子でそう呟く
(勇者としての力にひびを入れるなんてな)
「うーん、、、ジャンヌをどこで捕らえるかだよな。このままだとエテルにまで被害が出る」
怠惰は眠らない
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