真実

時は1時間前に遡る

「白髪白眼の少女に黒髪黒目の侍少女?!」

タクトからそう聞いた瞬間エテルは驚愕した

「知り合いなの?」

ジャンヌがそう聞くと

「勇者覚醒者です」

エテルはそう返した

「「っ!」」

「遂にか」

「さて、、、どうするか」

そしてジャンヌとタクトはそう覚悟を決めたような口調でそう呟いた

「ん?何ですかその反応?」

エテルがそう聞くと

「、、、エテルなら信じていいよね」

ジャンヌはそう言って

「はい」

自分の真の姿を見せた それは

「っ!!勇者の刻印?!」

眼に刻まれた花の刻印だった

「十数年前にいきなり発現してね。勇者の運命強制力によってこんな感じで他のと巡り合う事になるとは思ってたから覚悟はしてたけど、、、遂にか」

「なるほど」

(だからエレボスも会ってるのか)

エテルは納得した

「ひとまず私は一回隠れます。色々と2人とは気まずいので」

そしてそう言って一度ここから離れようとする

だが運命はそれを許さなかった

「あ!行く前にもう1つ。その2人な加えてもう1人薄緑髪のエルフの子も一緒に居たんだけど知ってるか?」

「え?」

(薄緑髪のエルフの女の子?そんなの一杯居る、、、アリア達と一緒に居る、、、っ!)

「まさかエモクロアの王女様?!」

エテルは気がついた

(証拠がないただの憶測だけど、、、これは)

エテルの憶測 だが

{その憶測は当たりみたいですね。3人目は王女ですよ}

「っ!」

アスタロトの一言でそれは確定した

「まずい、、、あの2人ならどうでもよかったけど王女はまずい。勝てるだろけどこの拠点と人員が消し飛びかねない」

ユグドラシルの一件を思い出しエテルは焦る

「マジかよ、、、やばいな」

タクトもそれを見て焦る

「、、、普通にエテルちゃんは1回ここから離れて私が頭下げれば穏便にすむと思う。あっちも私達といきなりここでドンパチするの嫌だろうし」

しかし団長のジャンヌは一切焦ることなく冷静に対処方法を出した

「あ、そっか」

「物事を難しく考えると簡単な答えがわからなくなるとはよく言ったもんだな」

それにエテルとタクトは納得する

「よし!じゃーエテルちゃんは一回逃げててね」

「了解」

こうしてエテルは一度どこかに逃げようとするのであった

「、、、いや、待って」

「え?」

しかしジャンヌはそれに待ったを掛けた

「確認なんだけどエテルちゃんはアリアさん達と旅すること自体はそんないやじゃないんだよね?」

「え?まー、うん」

エテルがそう答えると

「、、、なら」

そしてジャンヌの口から語られたのは最低最悪の手段であった

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