最低最悪の出会い
「状況は?」
カエデがそう聞くと
「この子助け出せたから私の勝ち」
カエデはそう返した
「この子?」
アリアが横からエテルの方を見ると
「こ、、、こんにちは」
純白の体毛と金色の髪を持つ狐と狼のハーフ獣人がエテルに抱えられていた
そしてその少女は
「「その眼!」」
眼に
「は、花の紋章?!」
勇者の覚醒を意味する花の刻印があった
「私も驚きましたよ。エレボスが調べたいことがあると言って一回別れて私はこの森を探索してたらなんか見たことある眼の刻印見て声掛けようと思ったらこの子盗賊団に捕まって、、、それで助けようとしたら丁度アリア達が来たんです」
驚く3人にエテルがそう言った
「ということでこの子はアリア達にお任せしますのでさようなら」
そしてエテルはそう言って3人に少女を預け、去ろうとする
「ちょっと待って!」
しかしそれをアリアが止める
「なんですか?」
「一緒に旅しよ!エテルちゃんとの旅は楽しかったし、ご飯美味しかった!」
アリアは年相応の感情論で引き留めようとする
「、、、そう言うと引き止め方するんですか」
それにエテルはほんの少しだけ驚いた様子でそう言うと
「私のやったこと的にやばいから無理です」
予定調和のようにそう言って去ろうとする
「1番の被害者である王女の私が許してるし、お母様もエレボスが関わってるせいで魔国に全責任被せる気なんで大丈夫ですよ」
それにフレンがそう言葉を掛ける
「、、、別に私が旅に同行する理由が無い」
エテルはそう言う
「その、、、」
そんな中エテルに救われた少女が声を上げる
「その、、、私が勇者の覚醒をしているのは知っていたのですが私からすればあなた様が勇者なのです。一緒に来ていただけませんか?」
そしてエテルにそう言った
「っ、、、」
それにエテルは少し気まずそうにそう言う
「っ!」
(心が揺れた!今なら!)
カエデはそれを好機と考え
「マカロンを外に連れ出すためにセラフのこと実際に見る必要があるんだろ?」
「っ!」
「私達は勇者パーティーだ。一緒に居れば最短でそれが叶うぞ」
「、、、」
エテルは考え込む
「私達3人となんかいきなり生えてきた新しい仲間の4人全員が来てっていっててなお且つエテルにも利益が大いにある、、、来ない理由ある?」
「、、、わかった」
そしてエテルは首を縦に振るのであった
「よし!」
「やった!」
「、、、ふっ」
アリア達3人は嬉しそうに笑うのであった
「あっ!そういえばお姉さん名前は?」
ふとアリアが獣人の少女にそう聞く
「あ、、、私は、ジャンヌ。ジャンヌ・フローレンスです」
そして少女は、、、美食の盗賊団のボスは勇者パーティに潜り込んだ
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