再会

ガサゴソ ガサゴソ

「こんな物音立てて大丈夫なの?」

アリアが心配そうにそう言うと

「もうバレてるし大丈夫。さっきの奴はおそらく副団長のタクトっていう奴だ。黒猫の獣人であの動きができるんだほぼ確定だ。あいつならギリギリ気配察知できる。団長のジャンヌが来た場合は少しヤバいけど、、、その時は腹括るしか無いな」

カエデはそう返した

「アリアが狙われたらやばいね。回復が出来なくなる」

「ああ。だからアリアは私達の間に居て」

「わかった」

「さて」

(なんか前から気配を感じるんだよな、、、しかも大量に。これはアジトにぶつかったか?一応アジトがなさそうな方向に向かったんだけど、、、読みが外れたか)

カエデはそう考え顔を顰める

「このまま進んだらアジトにぶつかる、、、迂回しても良いんだがかなりの時間が必要になる。一気に突破するから腹くくって」

そして2人にそう言った

「了解。最悪私の魔法で時間を加速させて逃げよう」

「私も厄災支配で雑魚狩りは任せて」

「頼りにしてる」

そして3人は森を進んで行くのであった

「「、、、」」

全員が息を飲んで進んで行く

(数は100を超えてる、、、ちょっと真面目に腹くくるか)

(私がやられたら一気に不利になる。不意打ちに気を付けないと)

(厄災支配の応用で周囲の警戒はしてる。カエデちゃんの気配察知能力と合わせれば、、、)

3人は各々の考えを持って進む

そして遂に

「アジトだ」

石造りのアジトが見えてきた

「見張り居ないね」

「だね」

アリアとフレンが不思議そうにそう言うと

「、、、なるほど。そう言う感じか」

カエデが状況を理解した そして

「吉と出るか凶と出るか、、、博打は好きじゃないんだが」

そう言って額から汗を流した

「「え?どうし

ドカン!!!

「「は?」」

アジトが爆発した

「風?」

性格にはアジト内部からとんでもない風が外に放たれて爆発したのだ

そして

「あれ?この力どこかで感じたことがあるような?」

フレンはどこかでその風の力を感じた記憶があり

「ちょっと待って?!これって!」

アリアは風の正体に気が付いた

「さー、アリア、、、気合入れなさい。幸か不幸か

そしてアジトを爆破した犯人が現れる

「エテルに会えたわよ」

それはエテルであった

「、、、まさかアリア達だったなんて想定外だったな」

エテルはアリア達を確認すると少し驚いた様子でそう呟いた

「ひ、さしぶりです」

「元気そうだな」

「、、、はい。元気でしたよ」

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