悪食と色惰と勇者
旅路
「平和だねー」
ズパン
「だな」
スパン
「そうだねー」
ドカン
3人は馬車に乗りながら迫り来るモンスターを始末しながらそう呟く
「この後はどうするの?」
フレンがそう聞くと
「まずエテルちゃんを探す」
「そしてしばき倒す」
「、、、話し合う」
「りょ、了解
(なんかエテルっていう子か可哀想になってくるな)
フレンはそう考えるがエテルはユグドラシルで大暴れした張本人、、、というかエテルが動かなければあっさりと問題が解決したので、、、結構敵である
「その後にちょっと調べたいことがあるからサフラン王国の王城に行く」
「なるほど」
「、、、え?」
カエデは後ろを振り向く
「待って?王城に行くって何?」
「なんか私の生みの父親がこの国の女王様の父親でもあるらしくてね。それを調べたい、、、幸い勇者の仲間として女王様に謁見ぐらいはできるでしょ」
「、、、まともな出生私だけなのか?」
カエデは思わずそう呟いた
「えっと、サフラン王国の女王の名前は、、、アリア・ロマノフ、、、アリア?!」
フレンは女王の名前を思い出してそう叫ぶ
「は?!」
「ロマノフ?ロマノフってお父さんの家名だね。カルト・ロマノフが私の父親だってフェルトさんが言ってた」
「「、、、」」
「フレン?」
「何?」
「実はエレボスの血筋もかなりヤバいんだよ」
「マジ?」
「ただ、アリアの方が5倍ぐらいヤバかった」
「でしょうね」
「勇者カルトの隠し子?1500年前に死んだのに?」
「フェルトさん王司教らしいんで信憑性高いですけど、、、え?」
カエデとフレンは困惑を隠せない
「私も意味がわからないのよ。だから調べる」
「「了解!」」
こうして3人はエテル見つけてしばき倒してそのままパーティに加えて王城に行ってアリアの血筋を調べるという目的を立て
「ここから先がサフラン王国だよ」
「それじゃー」
「サフラン王国入国だな」
サフラン王国に入るのであった
「このまま進むとエテル達と予定通りぶつかるな、、、さて」
ベルフェは考える
(俺の目的は2つ。ベルゼの娘であるジャンヌの捕縛とエテルがアリア達と合流できるようにすること、、、先回りしてジャンヌを捕らえてしまうか?)
「それが確実なんだけど、、、そうなると確実に美食の盗賊団が滅ぶ。流石にそれはマズいからいい感じでオチをつけたい。となると、、、アリア達の前で2つ同時にやってしまうか」
ベルフェはアリアの陰に潜りながらそう呟くのであった
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