出立と闇の光
「、、、」
カエデは馬車を引きながら何かを深く深く思い悩んでいた
「「、、、」」
それを見ていたアリアとフレンは
「カエデちゃんがあそこまで悩むなんて」
「よほどのことをお母様から教えられたんでしょうけど、、、いったい何を」
そう心配そうにつぶやく
すると
「、、、」
カエデはアリアの方を見た
「でも、、、フタバさん達との会話内容を考えるとあり得るのか、、、禁術にもほどがあるな」
そしてそう呟いた
「よし!悩むのはおしまいだ!2人ともいつでも行ける!」
しかしそれで振り切れたのかそう2人に言うのであった
「準備完了だね」
3人は馬車に乗る
「それじゃー、お母様。行ってきます」
フレンがそう言うと
「っ、、、、行ってらっしゃい」
フレイヤは大粒の涙を流してそう返した
「っ、、行ってらっしゃい!」
そしてスモアも泣きながらそう言って見送る
「それじゃー!みんな行こう!」
そうして花の紋章を眼に写す、、、勇者の覚醒を経て信頼できる仲間を得たフレンは
「うん!」
「ああ!」
アリアとカエデ共にサフラン王国へ向かうのであった
「さて、、、ジャンヌを見つけてくれよ?フレン」
ユグドラシルの神樹の上でベルフェはそう呟いた
「はー、フレンの門出でそんなこと言うなよ」
その呟きにフェルトを悪態をつく
「フレンの幸せは僕も願ってるよ?でも、、、今はいち早くジャンヌを捕らえないとなんだよ」
最強の大罪司教がジャンヌを狙う
「ところでさ、、、フレン勇者の仲間として覚醒したけど大丈夫なの?」
ふとフェルトがそう聞くと
「大丈夫じゃないだろうな、、、もう1個トリガーがはずれたら完全に覚醒するな」
ベルフェはそう返した
「マズくないのか?」
「、、、カエデにそのこと全部をフレイヤに言ったらしい」
「は?カエデのこと殺す気か?!」
フェルトは唖然とする
「正直、、、ちょっと俺もキレてる。いくらなんでもまだ10代のガキにアレは、、、ダメだろ」
「まじめにお前とサタだけだな。信用できる大罪司教は」
「、、、僕はお前が死ぬほど嫌いだが人を見る目とアリス様のために生きるその姿だけは信頼できるよ」
アリア大好き勢筆頭の2人はそう言いあうのであった
「さて、、、俺はサフランに行く。アリスを頼んだぞ」
「そのまま一生帰ってくるな」
フェルトがそう言うと
「お前が俺並みに強ければ帰らずに済むかもな」
ベルフェはそう返した
「お前は世界のどこに居てもアリス様の危機となれば来るだろ」
「、、、だな。それじゃ」
そうしてベルフェは飛び立った
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