出発の挨拶
ドカン!!!
扉が消し飛ばされ
「なっ?!」
フレイヤは驚愕し
「マジか?!」
フレデリカも驚愕し
「やっぱりね」
フェルトは予定通りといった様子だ
「お母様!旅の出立のご挨拶に参りました!」
そしてフレンは堂々と王の間に入った
「え、ええ」
「旅の準備が完了しました」
「、、、そう」
「エモクロア共和国の王女としてではなくフレイヤ・ヱンディーの娘、フレン・ヱンディーとして信頼できる仲間と共に成長のため旅に出ます!」
フレンの力強い宣誓を聞き
「っ、、、」
フレイヤの目からは自然と涙が出る だが
グイッ
すぐに涙を拭くと
「フレン。あなたに2つ伝えることがあります」
そうはっきりと言った
「はい」
「まず、旅に出ている間、この国の王女は存在しなくします。つまり、、、王女としての立場を使うことは許しません」
「もちろんです。どんなことがあろうとも王女としての力は使いません」
「ですが、私個人の力には頼りなさい。フレデリカやカグラなどの私の教え子たちはフレンのことを喜んで助けてくれる私にはもったいないほどいい子達です」
「師匠」
フレイヤの言葉にフレデリカは目を見開く
「はい!」
「そして2つ目ですが」
フレイヤは一呼吸を置くと
「俺の本当の名前はフレイヤ・スサノオって言うのよ。だから旅している間はフレン・スサノオと名乗れ」
そう全ての仮面を外した素でそう言った
「っ!ああ!」
「俺の娘なんだ!ド派手に旅してきな!」
「ああ!国1つぐらい救って来るぜ!せっかく勇者のなまかとして覚醒したんだからな!」
「行ってこい!」
こうして旅の挨拶は終わりを
「ところで、カエデちゃん。ちょっとあなたに問いことがあるのだけどいいかしら」
迎えなかった
フレイヤがカエデにそう聞く
「はい。なんでも」
「あなたはセラフ神聖国についてどう思う?」
「、、、分かりません。何も知りませんから」
「うん。良い答えね、、、
フレイヤは満足そな表情を浮かべると
ビュン
「カエデさん。このことをあなたに」
カエデの耳元に一瞬で接近し
「 」
何かをカエデに話した
「なっ?!!!!」
その内容にカエデは絶句した
「は?」
「このユグドラシルで消えた分をどうにか制御しているから問題になっていないけど、、、死んだ時点でそれも限界を迎える。それ以外にも様々な問題が想像できるでしょ。これは最重要機密事項よ。でも、これを知らずにいればいつか取り返しのつかないことになる、、、あなた、エクレアちゃんに例の物を頼んでいるそうね。私の権限で最上級の物を取りそろえるから、、、お願いね」
フレイヤはそう告げるのであった
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