問い 扉を開けよ
「さて」
フレンは眼前の扉を見る
「この先が王の間なんだけど、、、」
いつもならすんなり入れる王の魔 しかし今日に至っては
「とんでもなく厳重な魔力障壁だな」
扉に魔力障壁が貼られていた
「え?まさか、、、出立の挨拶が無い限りは行かないとかそんな馬鹿なことじゃないよね?」
アリアがまさかと言った様子でそう言うと
「「、、、」」
カエデとフレンは黙り込んだ
「嘘でしょー」
「アリアの時戻しでどうにか?」
「無理ー。魔力がヤバすぎて阻害されちゃう」
「私の絶対切断も同様に厳しいな」
「私の、、、全力でも破壊はキツイなー」
3人はこの障壁の解決方法に頭を悩ませる
「いっそのこともう勝手に旅出ちゃおうかな」
フレンがそう言うと
「なんかそれは」
「負けた気がしていやだな」
しかしアリアとカエデはそう言って中に入る手段を考える
「カエデちゃん、なんかパワーアップしたんだよね?どうにかならない?」
「村人が侍にパワーアップしても鬼には勝てない」
アリアの問いにカエデはそう答えた
「時間支配、絶対切断、厄災支配、、、この3つで」
フレンは考える
(時間支配で障壁に歪みを産んでそこを絶対切断で切り裂き、そこを私の全力で破壊する、、、)
「そんな簡単な話じゃないな。単純に硬すぎる」
しかし案は出てこない
「スモアさんは何かありますか?」
アリアが聞くと
「無いねー、、、大人がなさすぎでしょ」
スモアは呆れた様子でそう言った
「さて、、、どうしたものか」
「「うーん」」
そう全員が頭を悩ませていた時だった
「あのー?」
「「うん?」」
幼い男の子の声が聞こえた
「え?誰?」
「この樹の人じゃないな」
アリアとカエデが困惑するが
「あ!レンジュ君!」
「そういや今日だったな」
2人は男の子、レンジュを知っていた
「えっと?2人はこの子と知り合いなの?」
アリアのそう聞くと
「あー、、、エクレアさんのところの人だよ」
フレンは言いづらそうにそう言った
「あ、」
「あー」
「どうも!えっと、カエデ様ですよね?会長がいつもお世話になっています」
レンジュはカエデを見つけるとそう言って深々と頭を下げた
「え、ええ。私もエクレアにはとても世話になっている、、、エクレアこんな子供を働かせてるのか、、、えぇ」
カエデはエクレアが児童労働させていると考えドン引く
「この子見た目通りの年齢じゃないよ」
するとスモアがそう言った
「「え?」」
((人族だよな?))
レンジュは見た目は8歳ぐらいの子供である
「それで?一体ここで何をしてるんですか?」
「それがカクカク鹿々という感じなのよ」
「いやそれで伝わるわけ」
「なるほど、扉に魔力障壁が」
「通じた?!」
アリアは驚いた
「5人同時に攻撃すれば行けるのでは?」
そしてレンジェはそう言った
「5人って、、、確かに私達クラスが5人居れば流石に突破できるだろうが、、、レンジェの力じゃ無理だよ」
カエデが見た目に引っ張られてそう言うと
「、、、カエデちゃん、、、レンジュさんの魔力量見て見な」
アリアがそう言った
「え?」
レンジュ 魔力量25000000(2500万)
「、、、は?」
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