子供達の話
「よし!準備完了!」
数日が経ちアリア達は旅の準備を終わらせた
「サフラン王国は砂漠地帯もあるからそれに強い馬も買えた。完璧だな」
カエデはユグドラシルの神樹の一角で買った物を確認してそう言う
「想定より安くて驚いた」
するとフレンがそう呟く
「はは、カエデちゃんの値切り凄かったなー」
それにアリアも同意する
「王女様が選んだというだけでとんでもない宣伝効果になるからね。むしろある程度タダになるかと思ってたんだけど、、、どうやらフレンは愛されてるようね。みんな自分の利益だけ考えてフレンを甘やかさずに定価で売ってきた。元々タダなんか行ってきた店からは買う気なかったけど」
「そうだったの?」
「ああ。その状況で金を要求なんてよほどの自信家か職人気質だ。信頼できる」
「「ほへー」」
カエデのありがたいお言葉を聞きながら3人が詰め込みなどをしていると
「みんなー!」
「あ!スモア!」
スモアがこちらに駆けてきた
「元気になったんだね!」
アリアがそう言うと
「うん!」
スモアはとても元気そうにそう答えた
「、、、なんか元気ですね」
そのことをアリアが聞くと
「え?気のせいだよ!気のせい!」
スモアはそう返した
しかし
(男だな)
カエデだけはカンでなんとなく察した
「それよりもフレイヤが3人のこと呼んでるから王の間まで来て」
「やっとお母様会う気になったのね。あの日から一切顔合わせてくれなかったから、、、挨拶したらもう今日のうちに出ましょう」
スモアの言伝にフレンはやっとかといった様子でそう呟く
「それじゃ、行こうか」
「置きっぱで大丈夫かな?」
アリアがそう言うと
「こんなところで盗む奴なんてまず居ないし居たとしてもアリアの過去視で一発だ」
カエデがそう告げた
「それもそっか」
そうして4人は王の間に向かうのであった
「そういえばスモアって私が旅出た後どうするの?」
ふとフレンがそう聞くと
「フレデリカさんの進めでセラフの首都にある学園に通うことにしたよ」
スモアはそう答えた
「へー!」
「可愛い後輩もいるしね」
そう言ってスモアはペンダントを開く
そこには右側には自身とフレンの写真
そして左側には
「っ!スモアにエクレア?!」
スモアとエクレアが写っていた
「「えぇ?!」」
それにアリアとフレンは嫌な顔をする
「、、、あの子どんだけ嫌われてるのよ」
それを見てスモアはそう呟いた
「あれ?もう1人写ってるこの人は?」
ふとアリアがそう言う 写真は真ん中にエクレア、右にスモアそして左には黒髪の少女が居た
「ああ。この子はエリンって言ってね、、、まー、そうね、エレボスの実の姉よ」
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